ペルーにおける17年ぶりの麻疹患者の発生

在ペルー日本国大使館

 ペルーにおける17年ぶりの麻疹患者の発生。

1 17年ぶりの麻疹患者の発生
 3月2日付の当国保健省(MINSA)の発表によれば,カヤオ在住の46歳の男性が麻疹に感染したことが確認され,保健衛生上の緊急事態宣言がペルー全国に出されました。感染者はプノへの旅行歴がありますが海外渡航歴がなく,国内発生例と考えられ,ペルーでは2001年以来となります。
 保健省は,患者の隔離,接触者の追跡・監視および周辺の住民への予防接種など,各種封じ込め対策を行っていますが,麻疹は非常に感染力が強いウイルスのため,今後の推移を注視していく必要があります。
 http://www.minsa.gob.pe/index.asp?op=51&nota=27015

2 麻疹について
(1)感染経路および症状
 麻疹は,感染力が非常に強く,空気感染や飛沫感染によって簡単に人から人に感染する急性のウイルス性発疹性感染症です。潜伏期間は10~12日で,免疫が不十分な人が感染すると高い確率で発症します。主な症状は発熱,咳,鼻汁,結膜充血,発しんなどですが,まれに肺炎や脳炎になることがあり,先進国であっても,患者1,000人に1人が死亡するといわれています。
(2)治療
 特別な治療法はなく,対症療法が行われます。
(3)予防
 麻疹は感染力が強く,空気感染もするので,手洗い,マスクのみで予防はできません。そのため,麻疹の予防接種が最も有効な予防法といえますが,十分な免疫を得るためには2回接種が必要であると考えられています。本邦においては,2回接種していない人または接種歴が不明な人は,予防接種を受けることを検討するよう呼びかけています。

(参考)
○厚生労働省ホームページ:麻疹について
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html