ペルー海外安全対策情報(2015年1月〜3月:邦人被害例等)

 

 

在ペルー日本国大使館

 

1 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)全般
 リマ市を中心に依然として強盗,窃盗の被害が多発しています。特に1〜3月は,住宅侵入窃盗や営業中のレストラン・店舗対象の強盗が多発しています。また,夜行長距離バスを狙った強盗事件も発生しており,夜間の移動は市内,郊外共に避けることをお勧めします。さらに,強盗被害に遭った被害者が抵抗したことにより殺害される事件も多発していることから,不幸にも強盗被害に遭った場合は抵抗することなく,身の安全を優先して下さい。

 

(2)邦人被害例
 ア (ホテル客室内盗難)2月初旬,クスコ市内のホテルに滞在中,鍵をかけた客室に置いていたリュックから貴重品を抜き取られた(鍵はフロントに預けていた)。


 イ (置き引き)2月中旬午前6時頃,プノ市内のバスターミナルで荷物整理をしていたところ,ベンチの上に置いていた貴重品の入ったショルダーバッグを置き引きされた。


 ウ (置き引き)2月中旬午後2時頃,イカ市で長距離バスに乗車中,隣の座席に置いていた貴重品の入ったバッグを置き引きされた。


 エ (スリ)3月中旬午後6時頃,リマ空港内の人混みの中で,ハンドバッグに入れていたパスポートをすられた。


 オ (拳銃強盗)3月中旬午後9時頃,リマ市内の簡易ホテル前からタクシーに乗り込もうとしたところ,拳銃を所持した3人組の男に貴重品の入った鞄を強奪された。


 カ (窓割強盗)3月中旬午後7時半頃,リマ空港から市内へタクシーで移動中,サン・ミゲル区で信号待ちをしていたところ,バイクに乗った二人組の男にタクシー後方の窓ガラスを割られ,後部座席に置いていた鞄を強奪された。


 キ (窓割強盗)3月下旬午後9時頃,リマ空港から市内へタクシーで移動中,サン・ミゲル区で信号待ちをしていたところ,徒歩で近づいてきた男にタクシー後方の窓側ガラスを割られ,膝の上に置いていたリュックサックを奪われそうになった。被害者が大声を出して抵抗したところ,男は反対車線に待機していた仲間のバイクに乗って逃走した。

 

(3)邦人以外の外国人被害例
 ア (長距離バス強盗)1月中旬頃,地方都市間を結ぶ長距離バスが強盗に襲われ,乗客の荷物や所持金品が強奪された。被害に遭った乗客の過半数は外国人だった。


 イ (レストラン拳銃強盗)2月中旬の夜10時頃,リマ市内新市街地にある営業中のレストランに,拳銃で武装した強盗が押し入り,店の売上金と外国人を含む客の所持金品が強奪された。

 

2 テロ・爆弾事件発生状況
(1)1月中旬,アヤクチョ州ラ・マル郡において,センデロ・ルミノソとみられる武装グループと郡のパトロール部隊による銃撃戦が発生した。


(2)3月中旬,フニン州ワンカヨ郡サント・ドミンゴ・デ・アコバンバ町において,センデロ・ルミノソによる報復とみられる,裁判官等2名に対する殺人事件が発生した。

 

3 誘拐・脅迫事件発生状況
 1月上旬,パスコ州プエルト・インカ郡で地質調査を行うために現地を訪れていた外国人専門家2名が誘拐され,被害者が所属する会社が身代金を要求された。被害者らは3日後に解放された。

 

4 日本企業の安全に関わる諸問題
 環境問題,労使問題などが契機となって国内各地でデモ隊と警官隊との衝突事件などが発生している。

 

 

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