1 平成28 年1月15日,国家防災庁(INDECI)において,株丹達也駐ペルー大使は、ムルゲイティオ国家防災庁長官,ルナ・ビクトリア海軍水利航行局司令官,ベルニンソン国営放送総務局長,当地訪問中の阪本総務省総務審議官,江口JICAペルー所長とともに、日本の無償資金協力で供与した広域防災システムの引渡し式典に出席しました。
2 この協力は,地震の多発するペルーに対して,津波観測のための潮位計を8か所増設するとともに、地デジ日本方式(ISDB‐T)の放送送信設備を防災拠点7か所に整備することで,緊急警報放送システム(Emergency Warning Broadcasting System:EWBS)を構築することにより,同国の災害観測及び情報伝達能力を強化し,人的被害の軽減を図るものです。
3 なお,この緊急警報放送システム(EWBS)の実用化は地デジ日本方式採用国(世界18か国)のうち日本を除きペルーが世界初です。本供与式には,地デジ日本方式を採用しているブラジル,チリ,エクアドル各政府関係者も出席しており,今後,同システムの近隣諸国への展開が期待されます。
4 式典次第
(1)株丹達也駐ペルー大使挨拶 (挨拶文: PDF)
(2)阪本総務省総務審議官挨拶
(3)江口JICAペルー事務所長挨拶
(4)ペルー側制作システム稼働映像上映
(5)ムルゲイティオ国家防災庁長官挨拶
(6)供与機材の視察
5 式典等の様子
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供与式の模様
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システム稼働映像上映
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記念プレート除幕式の模様
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ムルゲイティオ長官によるシステム説明
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