安全情報

平成24年7月23日

在ペルー日本国大使館領事部

 

 

 

シートベルト着用について

 

 

 昨今,ペルー国内においては,タクシー及びバスにおける追突事故や長距離バスの追突事故,崖からの転落事故等が多発しています。これらの事故においては,シートベルトを着用している場合は軽傷となる可能性が高く,反対にシートベルトを着用していない場合は死亡事故につながる可能性があります。

 

去る7月9日,クスコからリマに向かう長距離バスが,ナスカに向かう国道55km付近にて,カーブを曲がりきれず転倒し,崖から転落する事故が発生しました。同バスは,二階建てバスで,死亡者8名は二階の座席にてシートベルトを着用しておらず,そのほかの乗客49名の重軽傷者のうち,シートベルトを着用していた方は比較的軽傷でした。また,このバスには,邦人旅行者が乗車しており,乗車当初,二階席を利用していましたが,一階席の切符を購入していたことから,事故数時間前に運転手に交渉の上,乗車人数が少なく比較的広い一階席へ移動し,大怪我を免れました。

 

2006年からペルーでは,自動車,タクシー,長距離バスなどに乗車する際は,運転手だけでなく,助手席,後部座席についてもシートベルトの着用が義務づけられ,違反した場合は運転手に対して罰金が科せられます。

 

 ついては,在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては,不測の交通事故に巻き込まれる場合もありますので,自家用車だけでなく,タクシーやバス(特に長距離バス)を利用される際にも必ずシートベルトを着用されますようお願いいたします。

 

 

(了)

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