ペルー経済情勢 2013年 ペルーの経済情勢(2013年4月) 1 総論
ウ 為替相場 4月の対米ドル為替相場の平均は2.598ソルであった。 エ 失業率 3月のリマ首都圏の完全失業率は5.2%であった。(4月分は未公表) オ 財政収支 3月の中央政府の財政収支は,歳入が対前年同月比で3.2%増となった。歳出は,対前年同月比で11.9%増となった。全体では,プライマリーバランスは,2,186百万ソルの黒字となった。債務の利払いを含めると,1,849百万ソルの黒字となった。(4月分は未公表) カ 貿易収支 3月の輸出額は,伝統産品が対前年同月比16.4%減,非伝統産品が15.7%減となり,全体では3,492百万米ドル(対前年同月比16.2%減)となった。 輸入額は,対前年同月比で消費財が5.0%増,中間財が0.3%増,資本財が10.3%減となり,全体で3,292百万米ドル(対前年同月比3.2%減)となった。この結果,貿易収支は,200百万米ドルの黒字となった。(4月分は未公表) キ 外貨準備高 4月末の外貨準備高は,68,255百万米ドルへ増加した。 ク 対外累積債務 2012年第4四半期末の対外債務累計総額は,58,830百万米ドルで,増加傾向が続いている。 (注)上記表中の数値は今後修正される可能性あり。 (2)最近の主な出来事(発表記事等) ・貧困率の低下 INEI(情報統計庁)がペルーの貧困状況に係る年次報告を発表した。都市部では16.6%(前年:18.0%),地方部では53.0%(前年:56.0%)で,全国平均では25.8%となり,前年(27.8%)に比べ改善し,2012年を通じ,約50.9万人が貧困状態を脱した。(2012年における「貧困」の定義:個人支出/月が284ソル未満)(5月8日) ・第一四半期の輸出額減少 輸出業者協会(ADEX)は,本年第一四半期の輸出額が,対前年同期比10%減の99億3千7百万米ドルと発表。伝統産品が12.8%減,非伝統産品が0.6%増となった。アモロルトゥADEX会長は,経済の低迷の影響と分析。特に繊維,化学品等の付加価値製品の輸出が3ヶ月連続で減少していることから,政府に対し,新たな市場開拓に係るプロモーション支援を要請したい旨述べた。(5月13日) ・2012年の対ペルー外国直接投資は前年比49%増 ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)は、2012年の対ペルー外国直接投資が前年比49%増の122億4000万ドルとなり中南米域内最高だったと発表した。中南米全体では6.7%増。ペルーの他に高かったのは,チリ(32%)、アルゼンチン(27%)、パラグアイ(27%)、ボリビア(23%)、コロンビア(18%)、だった。(5月15日) |
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