ご挨拶

日秘友好の日・ペルー日本人移民117周年記念行事来賓挨拶(APJ大ホール)
日系子弟代表チエミ・エリザベス・イジェスカ・ヒガさん挨拶
(2016年4月4日)



 皆さん,こんにちは。100年ぐらい前に日本から船でペルーにやって来た曾おじいちゃん,曾おばあちゃんは,私が生まれたときにはもう亡くなっていて会うことができませんでした。でも,私のおじいちゃんは,曾おじいちゃんと曾おばあちゃんのことを,いつも話してくれます。曾おじいちゃんと曾おばあちゃんは,ペルーに住み始めてから亡くなるまで,ずっとカヤオにあったサダムフセインという所で農業関係の仕事をしていました。最初のころは,言葉や食べ物を主として,習慣が違って困ったこと,苦労したことが沢山あって大変だったと思います。でも,私の曾おじいちゃん,曾おばあちゃんを含め,1899年以降,ペルーに移住してきた日本人移民は,どんなに辛いことがあっても一生懸命がんばってペルーの生活に慣れ,ペルーの人と仲良くなって,悲しみや苦しみを乗り越えたのだと思います。日本からやってきたおじいちゃん達,おばあちゃん達は,ペルーの文化の良いところと日本の文化の良いところを,私たちに教えてくれました。そのために,今でもペルーと日本は仲が良いのだと思います。
 今日は,日秘友好の日です。最初にペルーに来た人たちの努力や勤勉,尊敬など決して忘れてはいけないと思います。そして,私はこのことを次の世代の人たちにも伝えていく目的になります。ペルーと日本がずっと友達でいるよう,私たち日系人は架け橋になって,みんなで助け合いながらがんばっていきたいと思います。
 どうもありがとうございます。

 

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