ペルー日系人協会新旧役員との懇談会大使挨拶(平成29年4月20日)

平成29年4月25日

 本日は,お忙しい中お集まりいただき,ありがとうございます。
今回,一旦,役員を退かれる皆様,ご苦労様でした。新しく役員に就任される方,よろしくお願いします。そして引き続き役員を担当される皆様,とりわけ,クニガミ様は引き続き会長を続投されます。これまで同様にお付き合いくださるようお願いいたします。
 
 日本の外務省に設置された「中南米日系社会との連携に関する有識者懇談会」は,急ピッチで会合が開かれ,5月9日の最終会合の際に最終報告が出されます。
 これまでにも,大使館として日系の皆様の日本政府へのご意見を聞き,東京に伝え,報告書に反映させることを狙ってきましたので,良い報告書が出きることを期待します。
 ただし,報告書は最終の結果ではなく,はじまりだと思います。制度や仕組みを変えたり,日系の皆様に向けた予算をどうするかは,報告書の後の段階となります。
 本日の場を含め,皆様と忌憚のない議論を続けたいと思います。なお,お手元に用意しました第1回会合のスペイン語資料は,近日中に大使館ホームページに掲載するとともに,第2回会合以降分については,スペイン語訳を入手次第掲載します。
 
 APJでは,5月下旬に日秘文化会館開館50周年,8月には神内センター創立25周年,11月初旬にはAPJ創立100周年の記念行事及びCOPANIのリマ開催を予定しています。
 クニガミ会長さん,マルイ顧問団長兼実行委員長を中心に,皆様大変忙しくなられると存じます。日本大使館としましても,できる限りの協力をさせていただきます。
 
 ペルーの日系社会は,2年後の2019年に移住120周年を迎えます。
昨年の安倍総理ペルー御訪問の際,2019年を日・ペルー交流年とする旨の提案を総理がされ、クチンスキー大統領も賛同し、両国の合意となりました。
 交流年に具体的に何を行うのかは、日本でもペルーでもこれから詰めていくことになりますが、両国の国民全体が互いをより深く知り合うことができるものになればよいと思います。
 日本大使館として,皆さんと一緒になって,両国の友好親善がより深まるように最大限の努力をいたします。
  
 私は,年間を通してクニガミ会長とは多くの式典で同席し挨拶します。兄弟以上に一緒のことが多い。
当館領事の場合ですと,家族以上に一緒だと思います。
 しかし,先ほどの懇談会での議論の説明をして,まだまだ自分たちがよく知らないことが多いと感じました。
 これまで以上に率直に話が出きるようにしていきたいと思います。