リマ市内での邦人に対するタクシー強盗事件の発生

平成29年4月25日
在ペルー日本国大使館
 
 
 昨日,リマ市内で,深夜に流しのタクシーを利用した邦人旅行者に対するタクシー強盗事件が発生しました。
 犯罪の多くは夜間に発生しており,ペルー人も同様の被害に遭っています。たとえペルー人が一緒の場合であっても,安心せずに注意して行動してください。
 
1 発生日時:4月24日(月)午前1時頃
 
2 タクシー利用場所:リマ市リマ区にあるフローレス社のバスターミナル(国立競技場近辺)
 
3 事件概要:邦人旅行者(男女2名)が上記バスターミナルから流しのタクシーに乗車し,宿泊先に向かったが,途中でタクシーが人気のない脇道で停車した。そこで待ち構えていた2人組の男が2名を車から引きずり降ろし,男性の首を絞めて失神させ,女性には顔を蹴る等の暴行を加えた上で荷物を全て奪い,2名をその場に残して逃走した。
 その後,旅行者2名は大通りに出て,通りがかった車に助けを求め,通報を受けた警察により保護された。
 
4 対策:
(1)夜間の外出はできるだけ避け,やむを得ず外出する場合は,車で移動し,タクシーを利用する場合は流しのタクシーは利用せず,無線タクシーやホテルの契約タクシー等を利用する(特に旧市街や,空港,バスターミナル周辺は要注意。)。
(2)周りに怪しい人物がいないか気を配り,時折周囲に視線を向けるなど,警戒心を顕示する。
(3)万が一,強盗に遭遇した場合は絶対に抵抗せず,犯人の要求に従う。