ペルー海外安全対策情報(2017年4月~6月:邦人被害例等)

2017/7/4
在ペルー日本国大使館
1  一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1) 全般
  リマ市・カヤオ市を中心に依然として強盗,窃盗の被害が昼夜を問わず多発している。信号待ちの車両の窓ガラスを割って車内の荷物を持 
 ち去る「窓割り強盗」や,通行中の歩行者のバッグ等所持品を狙った「路上強盗(ラケテオ)」,「ひったくり」,営業中のレストラン等に押し入る 
 「レストラン強盗」等の発生のほか,外国人観光客を狙った路上強盗も発生している。また,強盗被害に遭った被害者(ペルー人)が抵抗したこ
 とにより殺害される事件も頻繁に発生していることから,万一,強盗被害に遭った場合は抵抗することなく,身の安全を優先することが肝要で
 ある。
(2) 邦人被害例
 ア  (スリ) 4月15日(土)正午頃,邦人旅行者がリマ市内のショッピングモール「ラルコマル」で買い物中,リュックサックのポケットのチャック
   を開けられ,中からスマートフォンをすられた。
 イ  (スリ) 4月15日(土)正午~14時頃の間,在留邦人がアヤクチョ市のセマナ・サンタ祭りの人混みを移動中,ショルダーバッグを開けら
   れ,中からスマートフォン等をすられた。
 ウ  (タクシー強盗) 4月24日(月)午前1時頃,邦人旅行者(男女2名)がリマ市リマ区にあるフローレス社バスターミナルから流しのタクシー
   に乗車し,宿泊先に向かったが,途中でタクシーが人気のない脇道で停車した。そこで待ち構えていた2人組の男が2名を車から引きずり
   降ろし,男性の首を絞めて失神させ,女性には顔を蹴る等の暴行を加えた上で荷物を全て奪い,2名をその場に残して逃走した。
 エ  (スリ) 5月1日(月)午後9時頃,邦人旅行者がクスコ州オリャンタイタンボから乗り合いバスでカルカに移動中,バス最後部の荷物置き
   場においていたリュックサックから,カメラ等の貴重品をすられた。
 オ  (強盗) 5月4日(木)午前5時頃,邦人旅行者3人がリマ市ミラフローレス区ラ・パス通りにあるホテルをチェックアウトし,ホテルのポー
   ターが旅行代理店手配の車両に荷物を積み込んでいると,車両の後ろに黒色のセダンが停まり,覆面を被り拳銃を所持した3人組の男が
   降りてきて,貴重品等を出すよう要求してきた。被害者が抵抗すると,犯人は被害者に蹴る等の暴行を加えた上,貴重品の入ったバッグや
   スーツケースを強奪し逃走した。
 カ  (置き引き) 5月20日(土)午後10時頃,邦人旅行者がリマ市ミラフローレス区にあるレストランで食事中,椅子にかけていたショルダー
   バックを盗まれた。
 キ  (拳銃強盗) 5月25日(木)午前4時20分頃,在留邦人がイキトス市内の自宅前路上で迎えの車を待っていたところ,モトタクシーが通り
   かかり,後部座席に乗っていた男2名が降車し近づいてきたため,危険を感じて大通りを目指し走ったが転倒してしまい,男2名に捕まり,
   押さえつけられて引き回された上,携帯電話を強奪された。
 ク  (ひったくり) 6月12日(月)午後3時頃,邦人旅行者が地図を見ながら日本大使館の近くを徒歩で移動中,男に話しかけられ立ち止まっ
   たところ,バッグをひったくられた。
 ケ  (置き引き) 6月16日(金)午前11時頃,邦人旅行者がワラス市のクルス・デル・スル社バスターミナルでバスを待っていたところ,男が落
   とした鍵に注意を向けた隙に,隣に置いていたバッグを置き引きされた。
 コ  (スリ) 6月23日(金)午後9時頃,在留邦人がクスコ市の旧市街中心部のアルマス広場付近で行われたペルー最大の祭り「インティライ
   ミ」の前夜祭で,着用していたダウンジャケットのチャック付きポケットにチャックを閉めて入れていた携帯電話をすられた。
 
2   テロ・爆弾事件発生状況
  アプリマック・エネ・マンタロ川渓谷(VRAEM)地域の一部地域では,引き続きテロリストと治安部隊との衝突が度々発生しており,非常事態 
 宣言が延長されている。
  また,過去にはリマ市内で,目的不明なるも,手榴弾を路上に置き去る事案が発生していることから,不審物を発見した際は決して近づいた
 り触ったりすることなく,速やかに警察に通報し処理を委ねることが肝要である。
 
3   誘拐・脅迫事件発生状況
  リマ市では年少者を誘拐し親に身代金を要求する事案が発生しており,犯人は逮捕されているが,模倣犯には警戒する必要がある。
  また,建設関連業者等に対してみかじめ料等を求める脅迫,恐喝,殺人事件が発生している。