二階自民党幹事長からの御寄付及びAPJの御協力による日本語学習教材寄贈式典

平成29年8月9日

株丹大使挨拶

 本日は、日本語学習教材寄贈式典にお招きいただきありがとうございます。
 
 昨年7月,二階自民党幹事長,福井衆議院議員及び武田衆議院議員から頂いた御寄付を元にペルー日系人協会の御協力により,日系校4校のホセガルベス校,ラ・ビクトリア校,ラ・ウニオン校,ヒデヨノグチ校及びペルー日系人協会日本語普及部への日本語学習教材が寄贈されました。本日の式典は,ペルー日系人協会クニガミ会長が,昨年10月に行われた海外日系人大会出席のため日本へ渡航した際,御寄付のお礼と報告のため二階幹事長を表敬訪問したところ,さらにご寄付をいただいたことから,その御寄付を元にペルー日系人協会の御協力を得て,日系校4校,ペルー日系人協会日本語普及部,教育部及び地方の教育機関,また,今年から日本語教育を実施しているガクセイ校へ日本語教材「まるごと 日本のことばと文化」と「ひらがな・カタカナ」のカード及びポスターをそれぞれ寄贈することになったものです。
 
 昨年10月の寄贈式典から約9ヶ月過ぎました。「まるごと」で勉強をし,生徒の皆さんの日本語は上達したことと思います。
皆さんは,この教材でこつこつ勉強し,日本語で会話する機会を増やしてください。「継続は力なり」という言葉があるように,毎日一歩一歩進んでいけば,日本の本やマンガ,映画も日本語で理解できるようになることでしょう。
皆さんには,日本語の勉強をきっかけに,日本の文化や習慣にも興味をもっていただき,将来,ペルーと日本の架け橋になっていただくことを期待しております。
 
 ペルー日系人協会では「まるごと」を当地で印刷し,まもなく販売する予定と聞いております。これまで長い間,日本語教材の価格が高いことが問題でした。ペルー日系人協会のコハツ部長をはじめとする日本語普及部関係者の皆様の大変なご尽力をたたえたいと思います。こうなれば良いということをただ発言するだけではなく,実現に移していくことは簡単なことではありません。すばらしい成果であり,日本語普及の高まりにもつながると確信します。また,本日おあつまりの校長先生方をはじめ日本語を教えていただいている先生方の常日頃からのご尽力に感謝を表して挨拶にかえさせていただきます。
 
 本日はありがとうございました。