ミラフローレス区における外国人旅行者の犯罪被害

平成30年5月9日
在ペルー日本国大使館

・ 最近,ミラフローレス区で外国人旅行者を狙った犯罪が複数発生しています。

 報道によれば,リマ市ミラフローレス区で外国人旅行者が空港に移動するため,スマートフォンのアプリで呼び出したタクシーを待っていた際,拳銃を所持した覆面グループに襲われ,貴重品等を奪われる事件が続けて2件発生しました(事件概要は以下のとおり)。
 普段は比較的安全と思われる場所でも拳銃強盗等の凶悪犯罪が発生していますので,十分御注意ください。

1 事件概要
 (1)5月1日(火)午前5時頃,外国人旅行者4名(コロンビア人等)がリマ市ミラフローレス区アヤクチョ通りに所在するホテル入口前で,空港に移動するため,スマートフォンのアプリで呼び出したタクシーに乗車しようとしていたところ,拳銃を所持した覆面グループに襲われ,貴重品等を奪われた。
 (2)4月(日時不詳),スイス人旅行者がリマ市ミラフローレス区マレコン・ベインティオチョ・デ・フリオ通りにあるマンションの前で,空港に移動するため,スマートフォンのアプリで呼び出したタクシーを待っていたところ,拳銃を所持した覆面グループに襲われ,貴重品等を奪われた。

2 対策:
 (1)タクシーを待つ際は,歩道等で荷物を所持したまま待つことはせず,建物の中で待つ。
 (2)周りに怪しい人物がいないか気を配り,時折周囲に視線を向けるなど,警戒心を顕示する。
 (3)万が一,強盗に遭遇した場合には,抵抗することにより傷害,殺人事件に発展するケースがあることから絶対に抵抗はせず,身の安全を第一に行動する。