選択消費税の見直し等に対する抗議デモ等
平成30年6月5日
在ペルー日本国大使館
1 全国陸上運送組合(CNTT)は,選択消費税の還付問題等に関し,政府との間で話し合いを続けていますが,双方の合意形成に至らない場合には,6月5日(火)から全国で無期限ストライキを開始することを表明しています(本4日午後もCNTTと政府による協議が行われています。)。同ストライキが実施される場合には,各地で長距離バスの運休等,各交通機関への影響が懸念され,また,ストライキの終結時期等も不透明であるところ,今後の状況を注視する必要があります。2 また,6月5日(火)18時から,リマ市内のサン・マルティン広場において,選択消費税の見直しや国会の無駄遣いに対する抗議デモが予定されています。リマでは先週5月31日(木)にも第1回目の抗議デモが行われ,同デモには数千人が参加し,リマ旧市街で交通渋滞が発生したほか,警察当局が催涙弾を使用してデモ隊の鎮圧を図る事態にも発展しています。
3 累次お知らせしていますように,先月来,ペルーでは選択消費税の見直し等に伴い各地で抗議デモが行われ,当局とデモ隊との衝突や,道路閉鎖,交通機関の運行休止等の影響がでており,一連の抗議活動は今後も続くことが予想されます。
つきましては,これらの情勢に留意の上,デモや不測の事態に巻き込まれないよう,以下のような安全対策を心掛け,十分注意してください。
(1)報道等で最新情報の入手に努める。
(2)デモ等が実施された場合には近づかず,デモ等に遭遇した場合は速やかにその場から離れる。
(3)普段は比較的安全と思われる場所でも注意を怠らない。
(4)道路封鎖等に備え,普段より時間に余裕をもって行動する。