ペルー安全対策情報(邦人被害例等)(2018年4~6月分)

2018/7/17
在ペルー日本国大使館

1 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)全般
 リマ市・カヤオ市を中心に依然として強盗,窃盗の被害が昼夜を問わず多発している。信号待ちの車両の窓ガラスを割って車内の荷物を持ち去る「窓割り強盗」や,通行中の歩行者のバッグ等所持品を狙った「路上強盗(ラケテオ)」,「ひったくり」,営業中のレストラン等に押し入る「レストラン強盗」等の発生のほか,外国人観光客を狙った路上強盗も発生している。また,強盗被害に遭った被害者(ペルー人)が抵抗したことにより殺害される事件も頻繁に発生していることから,万一,強盗被害に遭った場合は抵抗することなく,身の安全を優先することが肝要である。
(2)邦人被害例
ア (空き巣)4月20日(金)午前8時~午後6時30分の間,リマ市ミラフローレス区にある13階建てアパートの邦人宅で,玄関ドアのシリンダー錠が壊され,室内から貴重品等が盗まれた。当日は同アパートで引っ越しが2件あり,引っ越し業者が出入りしていた。
イ (強盗)5月23日(水)午前10時30分頃,邦人旅行者がリマ市ラ・ビクトリア区のプラサ・マンコ・カパック付近(リマ旧市街に近く,周辺には複数のバスターミナルが所在)を徒歩で移動中,4,5人の男に襲われ,貴重品の入ったボディバッグ及び肩から提げていたカメラを奪われた。
ウ (窃盗)6月3日(日)午後1時頃,邦人旅行者がワラスにあるオスタル受付(無人だがオートロックのため関係者以外は侵入不可)に荷物をおいて外出したところ,午後6時頃に外出から戻ると荷物が盗まれていた。
エ (自動車窓割強盗)6月12日(火)午後7時30分頃,邦人旅行者がリマ市サン・ミゲル区ラ・マリーナ通りをサン・イシドロ方向に車両で移動中,渋滞で停車した車両の後部右側の窓ガラスを,突然現れた1人の男がバール状のもので破壊し,後部座席足下に置いてあった鞄を奪おうとした。窓ガラスには飛散防止シートが貼られており,窓ガラスが割れ落ちなかったことから,犯人は車内に手を入れることができず,その場から逃走した。助手席では同乗者がパソコンを使用していた。
(3)その他外国人被害例
ア (拳銃強盗)4月(日時不詳),スイス人旅行者がリマ市ミラフローレス区マレコン・ベインティオチョ・デ・フリオ通りにあるマンションの前で,空港に移動するため,スマフォアプリで呼び出したタクシーを待っていたところ,拳銃を所持した4人の覆面グループに襲われ,荷物等を奪われた。
イ (拳銃強盗)5月1日(火)午前5時頃,外国人旅行者4名(コロンビア人等)がリマ市ミラフローレス区アヤクチョ通りに所在するホテル入口前で,空港に移動するためスマフォアプリで呼び出したタクシーに乗車しようとしていたところ,拳銃を所持した覆面グループに襲われ,貴重品を奪われた。
ウ (睡眠薬強盗)5月19日(土)午前,ドイツ人観光客がリマ市サン・マルティン・デ・ポレス区リマ通り及びペィンティシエテ通りの交差点で気絶しているところを発見され,病院に搬送された。当局は睡眠薬強盗事件として捜査を行っている。
エ (拳銃強盗)5月22日(火),外国人旅行者3名(スペイン人,ベルギー人及びドイツ人)がリマ市ミラフローレス区ボログネシ通り及びホセ・ガルベス通りの交差点でタクシーを待っていたところ,拳銃を所持した覆面グループに襲われ,貴重品を奪われた。

2 テロ・爆弾事件発生状況
 アプリマック・エネ・マンタロ川渓谷(VRAEM)地域の一部地域では,引き続きテロリストと治安部隊との衝突が度々発生しており,非常事態宣言が延長されている。
 また,過去にはリマ市内で,目的不明なるも,手榴弾を路上に置き去る事案が発生していることから,不審物を発見した際は決して近づいたり触ったりすることなく,速やかに警察に通報し処理を委ねることが肝要である。

3 誘拐・脅迫事件発生状況
 リマ市では年少者を誘拐し親に身代金を要求する事案が発生しており,犯人は逮捕されているが,模倣犯には警戒する必要がある。
 また,建設関連業者等に対してみかじめ料等を求める脅迫,恐喝,殺人事件が発生している。