ペルー安全対策情報(邦人被害例等)(2018年7~9月分)

2018/10/1
在ペルー日本国大使館
1 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)全般
 リマ市・カヤオ市を中心に依然として強盗,窃盗の被害が昼夜を問わず多発している。信号待ちの車両の窓ガラスを割って車内の荷物を持ち去る「窓割り強盗」や,通行中の歩行者のバッグ等所持品を狙った「路上強盗(ラケテオ)」,「ひったくり」,営業中のレストラン等に押し入る「レストラン強盗」等の発生のほか,外国人観光客を狙った路上強盗も発生している。また,強盗被害に遭った被害者(ペルー人)が抵抗したことにより殺害される事件も頻繁に発生していることから,万一,強盗被害に遭った場合は抵抗することなく,身の安全を優先することが肝要である。
(2)邦人被害例
ア (置き引き)7月2日(日)午後5時頃,在留邦人がリマ市チョリージョス区マレコン・グラウ通りの公園で友人とベンチに座っていると,30代位の男が在留邦人の飲んでいたジュースを分けてほしいと空の紙コップを持って近づいてきた。在留邦人がその男の紙コップにジュースを注ぐと男は去って行ったが,気がつくと在留邦人の足下に置いていたリュックサックが無くなっていた。
イ (窃盗)8月21日(月)午前8時~午後3時頃の間,邦人旅行者がプノからクスコにCRUZ DEL SUR社のバスで移動した際,乗務員に勧められた一番後ろの席に座り,足元に荷物を置いていたところ,荷物から現金を抜き取られた。
ウ (窃盗)8月28日(月)午後4時頃,邦人旅行者がクスコ市でタクシーに乗車後,忘れ物に気づきホテルに戻る際,運転手から「荷物を見ておくから早く取りに行くように」と言われたので,貴重品等の入った荷物を置いたまま忘れ物をホテルに取りに行ったところ,タクシーは荷物を持っていなくなっていた。
エ (スリ)9月18日(火)午後3時頃,邦人旅行者がリマ市ミラフローレス区のカフェで,足下に置いていた鞄からパスポートをすられた。
オ (睡眠薬強盗)9月20日(木)午前10時頃,邦人旅行者がタクナからアレキパに向かうFlores社の長距離バス内で,隣の席の者と意気投合し,お菓子やジュースをもらい飲食したところ,ジュースに睡眠薬が入れられており,邦人が数時間眠っている間に,マネーベルトに入れていたパスポート,財布,貴重品を盗まれた。
カ (スリ)9月20日(木)午後3時頃,邦人旅行者がクスコのアルマス広場で声をかけてきたガイドに,写真を撮るのでカメラを貸してと言って近づいてきた際,肩にかけていた鞄からパスポート等をすられた。
(3)その他外国人被害例
ア (拳銃強盗)7月5日(木)午後4時頃,A国大使館の外交官がリマ市サン・イシドロ区ペセット通りの銀行を利用後,車両で移動し,同区コロネル・ポルティージョ通りにあるA国大使館前で降車したところ,バイクに乗り拳銃で武装した2人組の強盗に襲われ,現金を奪われた。
イ (拳銃強盗)7月14日(土)未明,B国人旅行者7名がリマ国際空港からミニバンタクシーを利用し,サン・マルティン・デ・ポレス区プロロンガシオン・サラベリ通りにあるホテルに到着したところ,拳銃で武装した3人組の強盗に襲われ,貴重品の入った鞄等を奪われた。
ウ (拳銃強盗)7月17日(火)早朝,C国人旅行者2名がリマ市ミラフローレス区チクラヨ通りにあるホテルの前で,リマ国際空港に移動するため,タクシーに乗車しようとしたところ,拳銃で武装した2人組の強盗に襲われ,現金や旅行鞄を奪われた。
エ (拳銃強盗)7月18日(水)午前6時頃,D国人旅行者4名が旅行会社手配の車両でリマ市内のホテルからリマ国際空港に移動中,ミラフローレス区のバハーダ・バルタ付近のコスタ・ベルデにおいて,黒色の車に進行方向を塞がれ,拳銃で武装し覆面を被った4人組の強盗に襲われて,旅行鞄,現金7千ドル,パスポート等を奪われた。

2 テロ・爆弾事件発生状況
アプリマック・エネ・マンタロ川渓谷(VRAEM)地域の一部地域では,引き続きテロリストと治安部隊との衝突が度々発生しており,非常事態宣言が延長されている。
また,過去にはリマ市内で,目的不明なるも,手榴弾を路上に置き去る事案が発生していることから,不審物を発見した際は決して近づいたり触ったりすることなく,速やかに警察に通報し処理を委ねることが肝要である。

3 誘拐・脅迫事件発生状況
リマ市では年少者を誘拐し親に身代金を要求する事案が発生しており,犯人は逮捕されているが,模倣犯には警戒する必要がある。
また,建設関連業者等に対してみかじめ料等を求める脅迫,恐喝,殺人事件が発生している。