日・ペルー減災・事業継続計画セミナーの開催

平成31年2月13日

「日ペルー交流年」記念事業

 日・ペルー経済開発協力における重要テーマの一つである防災分野での協力に関し、2月27日に日・ペルー減災・事業継続計画(BCP)セミナーが開催されます。本セミナーは、ペルーへの日本人移民120周年を記念した「日ペルー交流年」関連イベントの一環として日本政府とペルー政府が共催し、日本から政府高官や専門家を招待して政府や民間企業が有する知見や優れた防災技術の紹介を行います。

 近年、気候変動の影響が強まっていることにより災害リスクの軽減は国際的な課題になってきています。その中でも日本とペルーは地形的に似ていることもあり地震、津波、火山噴火といった共通の災害リスクに直面しています。日本は歴史的に大震災の被害を受けており、その中で防災・減災に関する教訓、知見、技術を蓄積し被災対応や復興プロセスの改善に尽力してきました。上記の背景をふまえ以下の目的で当セミナーを実施するため、日本から内閣府やBCPの専門家がペルー訪問します:

1 日本とペルーにおける防災およびBCPのグッド・プラクティス、ノウハウおよび技術を共有する。
2 両国の協力を通じて、今後数年内に取り組む必要がある政策と実行のギャップを特定する。
3 防災及びBCPのための潜在的パートナー(民-民,民-官)を発掘する。

 当館は、本セミナーが両国間の防災政策とBCPに関する相互理解を推進し、日・ペルーの協力関係の発展に資することを期待しています。