邦人に対するひったくり事件

平成31年2月18日
1.2月8日21時15分頃,リマ市サン・イシドロ区のハビエル・プラド通りとアレキパ通りにある交差点付近のラ・モリーナ方面行きのバス停にて,邦人男性が携帯電話を操作しながらバスを待っていたところ,近寄ってきた車の後部座席から身を乗り出した男に電話を奪い取られる事件が発生しました。その直後に,犯行に気付いた他のバス待ちの人々が男の腕を強打したところ,男は携帯電話を落とし,車はそのまま走り去りました。バス停の係員によれば,同日,同じ犯行が3回繰り返されたとのこと。

2.2月10日16時頃,ロレト州イキトス郡のアルマス広場近くのカフェレストランで,邦人男性が,食事後に携帯電話を操作していたところ何者かに背後から電話を奪い取られる事件が発生しました。邦人男性は一人で,入り口付近の席に街路を背にして座っていたところ,犯人は背後から近づき電話を奪い取り,店外で待機していた仲間のバイクの後部に乗り,走り去りました。

3.対策等
(1)屋外や人目に付く場所ではスマートフォンを使用しない。特に公道上での操作は危険。
(2)ひったくりは地区を問わずに多く発生していることに留意し,油断しない。
(3)バイクや自転車が近づいてきたら,ひったくりを疑い警戒する。
(4)万が一強盗に遭遇した場合,抵抗することにより傷害,殺人事件に発展するケースがあることから絶対に抵抗はせず,身の安全を第一に行動する。