ペルー安全対策情報(邦人被害例等)(2019年4~6月分)

2019/7/1
在ペルー日本国大使館

1 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)全般
リマ市・カヤオ市を中心に依然として強盗,窃盗の被害が昼夜を問わず多発している。信号待ちの車両の窓ガラスを割って車内の荷物を持ち去る「窓割り強盗」や,通行中の歩行者のバッグ等所持品を狙った「路上強盗(ラケテオ)」,「ひったくり」,営業中のレストラン等に押し入る「レストラン強盗」等の発生のほか,外国人観光客を狙った路上強盗も発生している。また,強盗被害に遭った被害者(ペルー人)が抵抗したことにより殺害される事件も頻繁に発生していることから,万一,強盗被害に遭った場合は抵抗することなく,身の安全を優先することが肝要である。
(2)邦人被害例
 ア(住居の損壊)5月15日(水)クスコ州クスコ市に在住する邦人が,帰宅時に自宅アパートの木製扉の鍵穴周辺に直径約15mmの穴が開けられているのを発見した。穴は扉を貫通しており,何者かが外部から穴を通じて侵入用具等により解錠,住居への侵入を試みたおそれがある。
イ(窃盗:スリ)6月12日(水)午後3時頃,邦人男性が路線バスでリマ市からカヤオ市へ移動していたところ,携帯電話が車内で抜き取られていた。事件発生時には,荷物を体の前に抱え,携帯電話をズボンの前ポケットに入れていたものの,車内で何者かに携帯電話を抜き取られた。乗り込んだバス停は,買い物客で混雑するサン・ミゲル区のショッピングモールPlaza San Miguelの前で,バスに乗り込む前からスリのターゲットにされていた可能性がある。

(3)その他外国人被害例
 ア (拳銃強盗)4月15日(月),マドレ・デ・ディオス州プエルトマルドナード市において,空港を出発し先住民のコミュニティに向かう観光バンが,空港から14kmの地点のカーブで速度を落とした際に武装した6人の強盗に襲撃され,乗車していた21名の乗客の内7名が現金や手荷物等を強奪された。
 イ (拳銃強盗)5月3日(金),午前6時,ブラジル人女性の観光客2名がミラフローレス地区のホテル(Ibis Lima Reducto Miraflores)の前で,リマ空港へ向かうためにアプリで呼んだタクシーを待っていたところ,ホテルの前に停車した黒色の車両の中から現れた二人組の強盗に荷物(合計7,00ドル相当)を強奪された。
ウ (拳銃強盗)6月13日(金),午後6時50分頃,ミラフローレス地区の5つ星ホテル(Crown Plaza de Miraflores)に,武装した強盗が観光客に紛れて通常の入り口より侵入し,宿泊客男性を銃で殴打し,腕時計及び財布を奪い,ホテルの外にバイクで現れた仲間とともに逃走した。報道によると,警備員のシフトの交代のタイミングが狙われた可能性があるとのこと。

2 テロ・爆弾事件発生状況
アプリマック・エネ・マンタロ川渓谷(VRAEM)地域の一部地域では,引き続きテロリストと治安部隊との衝突が度々発生しており,非常事態宣言が延長されている。
また,過去にはリマ市内で,目的不明なるも,手榴弾を路上に置き去る事案が発生していることから,不審物を発見した際は決して近づいたり触ったりすることなく,速やかに警察に通報し処理を委ねることが肝要である。

3 誘拐・脅迫事件発生状況
ペルーではリマ市を含む各地で,年少者を誘拐し親に身代金を要求する事案が発生しており,犯人は逮捕されているが,模倣犯には警戒する必要がある。
また,建設関連業者等に対してみかじめ料等を求める脅迫,恐喝,殺人事件が発生している。