ロレト州プトゥマヨ郡及びマリスカル・ラモン・カスティーヤ郡に対する非常事態宣言

2019/7/31
在ペルー日本国大使館
・ペルー政府は,ロレト州プトゥマヨ郡(コロンビアとの国境地帯)及びマリスカル・ラモン・カスティーヤ郡(コロンビア及びブラジルとの国境地帯)に対し,治安対策のため,7月27日から60日間(9月24日まで)の非常事態宣言を発出しました。
・同地域では,これまで元FARCのメンバーの活動が確認されており,複数の誘拐事件や武装グループによる治安当局への攻撃等が発生しています。同地域には不用意に立ち入らないようにしてください。

1 ペルー政府は,7月26日付官報にて,ロレト州プトゥマヨ郡(コロンビアとの国境地帯)及びマリスカル・ラモン・カスティーヤ郡(コロンビア及びブラジルとの国境地帯)に対し,治安対策維持のため,7月27日から60日間(9月24日まで)の非常事態宣言を発出しました。

2 同宣言により,当該地域では同期間中,人身の自由,住居不可侵,集会及び通行の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。

3 コロンビアと国境を接するプトゥマヨ郡は,組織犯罪による麻薬密輸ルートになっており,元FARC(コロンビア革命軍)の活動も確認されています。麻薬・武器の密輸,テロ,違法鉱山事件等が発生しており,2018年11月には大規模な取り締まり作戦が実施されましたが,コロンビア国境のプトゥマヨ川をパトロール中の海軍警備艇が武装グループから銃撃を受け,兵士3名が負傷する事件が発生しました。ペルー政府は,これらの状況を踏まえ,2018 年11月29日から本年1月27日の間,また,3月1日より6月28日の間,同地域に対する非常事態宣言を発出していました。また,増加する組織犯罪に対応するため今次マリスカル・ラモン・カスティーヤ郡に対しても非常事態宣言が発出されたものです。

4 日本国外務省はこれまでもプトゥマヨ郡に対し,「危険情報レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出し,注意喚起を行っています。コロンビアと国境を接する地域は,犯罪組織による麻薬密輸ルートになっており,また,コロンビアのゲリラ組織の影響力が強いことから,不用意に同地域に立ち入れば,襲撃,誘拐といった不測の事態に巻き込まれる危険性があります。
つきましては,上記情勢に留意の上,同地域への不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず渡航する場合には,報道等により最新の情報の入手に努め,特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。