ペルー海外安全対策情報(2019年7月~9月:邦人被害例等)

2019/10/2
在ペルー日本国大使館

・ペルー安全対策情報(邦人被害例等)(2019年7~9月分)。最新の治安情報を入手し,十分注意してください。

1 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)全般
 リマ市・カヤオ市を中心に依然として強盗,窃盗の被害が昼夜を問わず多発している。リマ国際空港到着後,旅行者の跡をつけ自宅前等で襲う強盗(「マルカ」)が頻繁に発生しており,特に高級腕時計の所持者をターゲットにしたものが発生している。また,信号待ちの車両の窓ガラスを割って車内の荷物を持ち去る「窓割り強盗」や,通行中の歩行者のバッグ等所持品を狙った「路上強盗(「ラケテオ」)」,「ひったくり」,営業中のレストラン等に押し入る「レストラン強盗」等の発生のほか,外国人観光客を狙った路上強盗も発生している。強盗被害に遭ったペルー人被害者が抵抗したことにより殺害される事件も頻繁に発生していることから,万一,強盗被害に遭った場合は抵抗することなく,身の安全を優先することが肝要である。

(2)邦人被害例
 ア(窃盗:スリ)8月15日(木),午後4時30分頃,邦人女性が,リマ国際空港発ショッピングモールラルコマール行きのバス(エアポートエクスプレス)にて同ショッピングセンターで下車し,そのまま徒歩でホテル(ACホテル・マリオット)へ向かったところ,ホテルの受付でパスポート・現金・クレジットカード等の入ったポーチがなくなっていることに気づいた。おそらく、ラルコマール下車時に人混みを通過した際にスリ被害にあったもの。

 イ(窃盗:スリ)9月14日(土),邦人女性が,リマ市スルキーヨ区のショッピングモール(OPEN PLAZA)の商店で支払いを行い,別店舗へ移動したところ,上着ポケットにしまっていた携帯電話がなくなっていることに気がついた。支払いをした場所に戻り確認したが見当たらなかったため,所持していた別の携帯電話から紛失した携帯電話へかけたところ,着信があった後にすぐに電源を切られたため,盗難被害にあったと考えられる。

 ウ(窃盗:スリ)9月22日(日)午後1時頃,イカ州ピスコ郡のパラカス・チャコ海岸のレストランで,邦人女性が12名のグループで食事していたところ,椅子の背もたれにかけていたパスポート・財布・カメラ等の入ったバッグがなくなっていることに気がついた。

(3)その他外国人等に対する強盗の被害例
 ア (窃盗:スリ)8月3日(土),リマ市ヘスス・マリア区のショッピングモール「REAL PLAZA」の1階スターバックス店内で,ペルー人(日系人)女性が,18:00頃から友人と飲食をしていたが,22:30頃に店内を出る際に,紙袋に入れていた銀行から引き出した現金,キャッシュカード等を入れた財布がなくなっていることに気がついた。飲食中は,荷物はマフラーとコートで覆って本人の斜め前の椅子においていたが,財布のみ抜き取られていた。

 イ(拳銃強盗)8月9日(金),午前,メキシコ人観光客がリマ国際空港からミラフローレス地区にあるホテルにタクシーで移動し,ホテルに入ったところ,後からつけていた2人組の男に襲われ,身につけていた高級時計を渡すように脅された。居合わせた警察が空砲を放つなどして2名の強盗の内1名を取り押さえたところ,所持品には銃器が含まれていた。残る1名の強盗は逃亡した。

 ウ (拳銃強盗)8月13日(火)未明,パラ・パンアメリカン大会に参加するためペルーに入国したオーストラリア人の医師が,リマ国際空港発のシャトルバスに乗車してサン・イシドロ地区のホテル(Holiday Inn Express)に到着したところ,ホテルの入り口前で,男性3人組の強盗に襲われた。強盗2名に腕時計を渡すように言われたが抵抗を示したため,強盗が5発発砲し,足に銃弾を受け負傷した。

2 テロ・爆弾事件発生状況
 アプリマック・エネ・マンタロ川渓谷(VRAEM)地域の一部地域では,引き続き武装組織と治安部隊との衝突が度々発生しており,非常事態宣言が延長されている。
 また,過去にはリマ市内で,目的不明なるも,手榴弾を路上に置き去る事案が発生していることから,不審物を発見した際は決して近づいたり触ったりすることなく,速やかに警察に通報し処理を委ねることが肝要である。

3 誘拐・脅迫事件発生状況
 ペルーではリマ市を含む各地で,年少者被害の誘拐や, ATMから現金を引き下ろさせる目的の誘拐強盗(短時間誘拐)の発生が急増している。
 また,建設関連業者等に対してみかじめ料等を求める脅迫,恐喝,殺人事件が発生している。普段からパターン化した行動を避け, 犯人に行動を予知されないようにすることが肝要である。