ランバイェケ州における灌漑設備整備(草の根無償資金協力供与式)

令和元年10月30日

 

  
  10月24日,岩瀬書記官はランバイェケ州を往訪し,草の根・人間の安全保障無償資金協力「ランバイェケ州トンゴラペ地区灌漑設備整備計画」,「ランバイェケ州モロペ町灌漑設備整備計画」の供与式に出席しました。同州はペルー沿岸地域に位置し,2016年12月から2017年5月にかけての豪雨水害(エルニーニョ・コステロ)による被害を受けた地域でもあります。
 
  「ランバイェケ州トンゴラペ地区灌漑設備整備計画」(供与限度額:71,231米ドル,被供与団体:NGO「アントニオ・ライモンディ調査・開発センター」)及び「ランバイェケ州モロペ町灌漑設備整備計画」(供与限度額:86,615米ドル,被供与団体:NGO「アントニオ・ライモンディ調査・開発センター」)を通じて,効果的な水資源の使用により農産物の収穫量と生産性を安定・向上させ地域住民の生活環境を改善させるため,農地に点滴式灌漑設備を整備しました。また,農産物生産者に対して生産性向上,組織化,設備運用・維持管理についての研修を実施しました。本件は,対象地域で農業を営む人々の生活環境改善に資するプロジェクトです。

当日の写真
 
「ランバイェケ州トンゴラペ地区灌漑設備整備計画」

完成した灌漑設備(配管)

完成した灌漑設備の視察

完成した灌漑設備(給水バルブ)
 

灌漑設備導入により新たに植林されたマンゴーの木

供与式の様子(岩瀬書記官挨拶)

マンゴー生産者と供与式出席者ら

ランバイェケ州モロペ町灌漑設備整備計画


完成した灌漑設備(配管)

灌漑設備導入により栽培可能となった花
   

 


農地で栽培されている贈答用の花

完成した灌漑設備(給水バルブ)
 供与式の様子(岩瀬書記官挨拶)

生産者代表からの感謝

効率的に配水可能な点滴式灌漑

農産品生産者と供与式出席者ら