日・ペルー租税条約の署名

令和元年11月21日

 11月18日,リマにおいて,土屋定之駐ペルー日本国大使とグスタボ・メサ=クアドラ・ペルー外務大臣との間で,槍田松瑩日本ペルー経済委員会(CEPEJA)日本側委員長,ルイス・ベガCEPEJAペルー側委員長及び中村誠日秘商工会議所会頭らの同席の下,「所得に対する租税に関する二重課税の除去並びに脱税及び租税回避の防止のための日本国とペルー共和国との間の条約」(日・ペルー租税条約)の署名が行われました。

 この条約は,両国間で生ずる二重課税を除去するため,両国において課税することができる所得の範囲を定める規定等を設けています。また,この条約の締結によって,両国の税務当局間において,この条約の規定に従っていない課税についての協議,租税に関する情報交換及び租税債権の徴収共助の実施が可能となります。これらにより,二重課税を除去し,国際的な脱税及び租税回避行為を防止しつつ,両国間の投資・経済交流を一層促進することが期待されます。


署名式の様子


土屋大使とメサ=クアドラ外務大臣


左から,中村会頭,槍田CEPEJA日本側委員長,ベガCEPEJAペルー側委員長,土屋大使,メサ=クアドラ外務大臣 他