ペルーの新型コロナウイルス疑い例(その2)
令和2年2月7日
在ペルー日本国大使館
・2月5日,クスコ地域保健局は,新型コロナウイルス疑い例としてクスコの国立病院で隔離されていた中国国籍の男性2名の検査結果が陰性であったことを公表しました。・新型コロナウイルス感染を疑われ,感染者であるかの如く扱われたり,差別的な言動をうけるような事例が発生した場合は,在ペルー日本国大使館までご連絡ください。
1 マチュピチュを観光で訪問中に呼吸困難・寒気・のどの痛み等の症状を示したため,クスコの国立病院で隔離され,ウイルス検査が実施されていた中国人2名について,2月5日クスコ地域保健局の担当者は,検査結果が陰性であり感染が否定されたことを公表しました。
2 当地報道によると,2月4日,感染疑い例1人がタラポト市で報告されたとのことです。患者は,米国ニューメキシコ州から渡航してきた若い米国籍の観光者で,中国籍の人達との接触があったとのことです。2月1日にペルーへ入国した後,咳や筋肉痛などの症状を自覚したことから,病院にて受診したもので,現在は隔離されており,ウイルス検査のため採取された検体はリマへ送付されているとのことです。なお,保健省の感染症学者であるマヌエル・エスピノサは,「保健省が扱っている診断基準に従うと,今回の症例は新型コロナウイルス感染症の定義には当てはまらない」と強調しています。
3 新型コロナウイルス感染を疑われ,感染者であるかの如く扱われたり,差別的な言動をうけるような事例が発生した場合は,在ペルー日本国大使館までご連絡ください。
○参考情報:
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/houdou_list_202001.html
検疫所
https://www.forth.go.jp/topics/fragment1.html
国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-corona/9305-corona.html