【邦人被害】タクシー強盗事件の発生

令和2年3月10日
在ペルー日本国大使館
 
8日,リマ市内で,深夜に流しのタクシーを利用した邦人旅行者に対するタクシー強盗事件が発生しました。犯罪の多くは特に夜間に発生しており,ペルー人も同様の被害に遭っていますので,十分注意して行動してください。

1 発生日時:3月8日(土)午前0時30分頃

2 タクシー利用場所:リマ市リマ区のアルマス広場付近

3 事件概要:邦人旅行者(男性2名)が上記2付近の宿泊先から(アプリで車を呼ぼうとしたが2回キャンセルされたため)流しのタクシーに乗車し,リマの国際空港に向かった。途中でタクシーが人気のない脇道で減速した際,暗がりから突然2人組の男が懐中電灯でナイフを見せながら,車の後部ドアの両側に回り,2名が車から降ろされた。リック・手提げ鞄を差し出したが,最終的に身につけていた腕時計を含め荷物を全て奪われ,犯人は逃走した。(なお,タクシー運転手は犯行中に車で立ち去った。また,運転中誰かと電話連絡をとっていた由。)
その後,旅行者2名は大通りに出てタクシーで空港へ向かい,警察に被害届を提出・保護された。

4 対策:
(1)夜間の外出・移動はできるだけ避け,やむを得ない場合,流しのタクシーは利用せず,無線タクシーやホテルの契約タクシー等を利用する(特に旧市街や,空港,バスターミナル周辺は要注意。)。
(2)宿泊先の外で携帯電話を使用してタクシーは呼ばない。タクシーを待つ際は,歩道等で荷物を所持したまま待つことはせず,建物の中で待つ。
(3)周りに怪しい人物がいないか気を配り,時折周囲に視線を向けるなど,警戒心を顕示する。
(4)万が一,強盗に遭遇した場合には,抵抗することにより傷害,殺人事件に発展するケースがあることから絶対に抵抗はせず,身の安全を第一に行動する。