ビスカラ大統領記者会見概要
令和2年4月14日
在ペルー日本国大使館
ビスカラ大統領発言
1.4月14日で国家緊急事態令30日目となったが,累計感染者数は10,303名,ICUで人工呼吸器による治療を受けているのが132名,累計死者数が230名となった。10万人単位の死亡率は2.23%であり,国際平均を下回る。2.ペルーにおけるコロナウイルス対策には3つのフェーズがある。
ア 第1が抑制フェーズ。3月初めに最初の感染が見つかってから約3ヶ月の間続くことになる。この時期は保健分野及び最低限の生活に関する活動以外が制限される。国家緊急事態令が終了する4月末以降もこのフェーズは続くこととなり,各種活動の再開はゆっくりとした段階的なものとなり,引き続き人が集合する活動は制限される。現在は第1フェーズの半ばの段階にある。
イ 第2フェーズは段階的な正常化フェーズ。6月以降の想定だが,経済活動については保健プロトコールと人の集合回避といった義務を遵守しなければならないので,生産セクターや企業活動の回復は段階的なものとなろう。このフェーズも厳しい時期になるが,政府も様々な取り組みに加え雇用と所得を守るために協力するところ,国民,企業,その他全てのセクターの理解と協力を求める。
ウ 第3フェーズは構造改革フェーズ。2021年初めとみられるワクチン開発を受け,ペルーではコロナウイルス対策で露呈した非包摂的な政策や国民文化の構造的な転換が図られることとなり,特に,保健,教育,金融の分野で包摂的な改革が目指されることとなる。
また,サモラ保健大臣から,ペルーにおけるコロナウイルスの感染ピークは4月23日頃になると見通しが示されました。
引き続き、感染予防には細心の注意が必要です。医療・健康等に関するお困りのこと・ご不便なことがありましたら,できるだけのご助力をいたしますので当館までご連絡ください。
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