大使の挨拶

令和2年11月29日

日本語弁論大会

ペルー日系人協会副会長 アントニオ・イセナ様
リマ日本人学校教頭 兼子義信様
また、ペルーで日本語を勉強している皆さん
 
こんにちは。在ペルー日本国大使の片山和之です。
 
これまで私は、米国、中国、欧州、東南アジア等で、日本語弁論大会に審査員や来賓として出席してきました。そしてこの度、ペルーで日本語弁論大会に初めて出席できることを嬉しく思っております。
 
ペルーをはじめ、世界各国の最近の傾向として、幼い頃からアニメやマンガなど日本のポップカルチャーに親しみを感じ、純粋な関心から日本語を学ぶ若い方々が増えているように感じます。私は、日本語を学ぶ方々とお会いするたびに、毎回そのレベルの高さに驚かされます。ペルーは、10万人もの日系人が存在し、日本との交流も盛んな国なので、皆さんの日本語の実力を拝見することをとても楽しみにしています。
 
ある国の社会や人々を理解する最良の手段は、その国の言語を学ぶことです。日本語が分かるようになれば、日本という国がもっと近くに感じられると思います。例えば、日本のドラマや漫画をインターネットでオリジナルの言葉で楽しむこともできますし、歴史や最先端技術についてもっと学ぶこともできるでしょう。さらには、留学生として日本に渡り、実際に日本語を使いながら日本で勉強をし、そこで学んだ知識を活かして、ここペルーで活躍してもらえたら、とても嬉しく思います。Yo también empecé a aprender el español y estoy estudiándolo muy duro.
 
ペルーで日本語を学ぶ皆さんにとって、本日の弁論大会が更なる研鑽の好機となることを祈っています。
 
最後に、日頃から日本語学習の普及にご尽力いただいているペルー日系人協会及びJICAの皆様に心よりお礼を申し上げるとともに、発表者全員のご健闘を祈りつつ、私の挨拶といたします。
 
どうもありがとうございます。