大使の挨拶

令和2年11月3日

第48回日本文化週間開会式典

こんばんは。本日は第48回日本文化週間メイン公演にオンラインで参加いただきありがとうございます。また、コロナ禍において日本文化週間を当館と共催して頂いたペルー日系人協会に深く感謝申し上げます。
 
ペルーには9月16日に到着し、10月14日、ビスカラ大統領に信任状を捧呈し、正式な外交活動を開始いたしました。ペルーは、南米で最も日本人移民の長い歴史を持つ国であり、中南米で最初に日本が外交関係を結んだ国でもあります。また、マチュピチュやインカ帝国首都のクスコをはじめとした文化遺産や自然遺産が豊富な国でもあり、日本人観光客にも人気の高い国です。
 
昨年は、日本人による移住120周年を記念し、眞子内親王殿下が当地を訪問されました。また、来年はペルーの建国200周年、2023年は日秘外交関係樹立150周年という節目の年が続きます。
 
こうした中、新型コロナウイルス感染症の拡大により、苦しい状況ではありますが、オンラインでの開催ではありますが、文化週間をはじめ様々な活動を通じ、ペルーの皆さんに、日本をより身近に感じて頂ければと願っています。
 
本日から14日まで開催される日本文化週間は、音楽や踊り、食、映画、伝統文化等、盛りだくさんな内容を予定しております。また、13日から15日にはAELUの「祭」もオンラインで開催予定となっており、様々な活動に皆さまがご参加されることを期待しております。さらに、ゴチソウ・ペルーも「祭」とのコラボレーションにより事業を行うと聞いております。当館のフェイスブックをはじめとして告知していますので、文化週間期間中は特に注意して確認していただければと思います。
 
さて、本日の文化週間のメイン公演には、独自の個性と感性で日本伝統芸能のパフォーマンスを行い、米州で人気を博した「あべや」の皆さんをお招きしております。それではお宅から、日本文化へのバーチャル旅行をお楽しみください。少しでも早く新型コロナウイルスの感染が収束し、皆さん方と直接お会いできることを楽しみにしています。
 
ご静聴ありがとうございました。