大使の挨拶

令和2年10月23日

新型コロナウイルス感染症対策に係る資機材供与式

マセッティ保健大臣、
ロータリークラブ代表者様
(呼びかけ)御臨席の皆様
 
おはようございます。1ヶ月前に大使として着任しました。南米に来るのは今回が初めてです。スペイン語を学び始めたばかりなので、お聞き苦しい点は御容赦下さい。
 
これまで、世界各地のロータリークラブとは講演会に招待される等緊密にお付き合いしてきましたが、ペルーでも早速このような形で接点を持つことができ大変嬉しく思います。
 
今般、日本の名古屋和合ロータリークラブ、ペルーのロータリークラブ・ナスカ及びロータリー財団の協力により、保健省へのフェイスシールド14万4,000個の供与が実現したことは大変素晴らしいことです。両国のロータリアンたちの交流と友情に敬意を表します。
 
新型コロナウイルス感染症拡大の危機に対し、我が国政府としてペルーの更なる医療・保健体制の強化のために、保健省に対し、総額約800万米ドルの保健・医療資機材の供与を決定しました。そのほか、サン・フアン・デ・ルリガンチョ病院への感染症対応用ICU建設についても支援の準備を進めています。また、ペルー・日本見返り資金事務局を通じ、INDECIに総額約8万5,000米ドルの個人用防護具の供与を進めています。
 
さらには、知見の共有、両国専門家同士の交流、日本の遠隔医療システムのペルーへの導入など、技術的な協力についても保健省と取り組んでいきたいと考えています。
 
今回の供与を改めて歓迎するとともに、その有効活用を切望します。日本は古くからの友人であるペルーとともにCOVID-19の危機克服に向けて引き続き積極的に国際的協力に取り組んでまいります。
 
有り難うございました。