着任1周年を迎えての挨拶
令和3年9月16日
在ペルー日本国特命全権大使
片山 和之
2021年9月16日
片山 和之
2021年9月16日
皆様、こんにちは。
「光陰矢の如し」という諺がありますが、昨年9月16日に初めてのペルーに着任してあっという間に丸1年が経過しました。コロナ禍の中、引き続き十分な注意を払いつつ、必要な外交活動を行っております。
この1年間、いろいろな出来事を経験しました。ペルーでは独立200周年を祝い、新しい大統領が選出され、新政府及び新議会が発足しました。2国間関係では租税条約が発効し、多国間関係では南米最初の国として今月ペルーがCPTPPの締約国になります。リマに日本政府の事務所が設立されて100周年の今年、大使館新事務所が完成して引っ越すという嬉しいニュースもありました。
昨年の着任挨拶の際に、(1)ペルーの日本ファンを増やす、(2)在留邦人、日系企業、日系人にとり頼りになる大使館を目指す、(3)ペルーのことをしっかり学ぶ、という3つの目標を掲げました。この3点を引き続き念頭に置きながら仕事に邁進します。
2023年は日・ペルー外交関係樹立150周年です。ペルーは日本が中南米で国交を結んだ最初の国です。日系人を含むペルーの皆さん、在留邦人の皆さんと幅広く連携して、各種の記念行事や文化・人物交流事業を通じて両国の戦略的パートナーシップを更に発展させたいと願っています。そして、共に太平洋国家として「自由で開かれたインド太平洋」実現のために更に連携協力して参りたいと存じます。
ペルー滞在2年目も一生懸命頑張りますので、引き続き御支援を宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございました。