JICAの日系団体助成事業により整備された新生児集中治療室の再オープニングセレモニーの挨拶

令和3年10月7日
在ペルー日本国特命全権大使
片山 和之
2021年9月16日
 
皆さま、おはようございます。

今般、JICA日系社会助成事業の枠組により、日秘百周年記念病院の新生児集中治療室において医療機材の更新と改修工事が実施され、本日再オープンに至ったことに、心からお祝いを申し上げます。

本プロジェクトによって、本病院の周産期の医療体制が充実し、母子にとってより安心できる環境が整ったことと思います。

私は、先週、ペルーに着任後初めて本病院を訪問することができました。ペルー日系人協会(APJ)や医療従事者の皆さまに暖かく迎えていただき、各施設を視察して、パンデミックで非常に困難な状況が続くなか日々懸命に従事されている現場の皆さまにもお目にかかり、本病院の取り組みに非常に感銘を受けました。

日秘百周年記念病院が、日本人ペルー移住100周年を記念して2005年12月に建設されてから16年が経過しました。この間、2009年の移住110周年記念事業において9階から14階への増設が行われた他、当地の医療ニーズに応じた資機材配備を行い、本病院がペルー人にとって不可欠の重要な病院として発展を続けていることに心から敬意を表します。

最後に、ペルー日系人協会(APJ)、日秘百周年記念病院を始め、日系社会の今後益々の発展を祈念し、私の挨拶といたします。

ありがとうございました。