ペルー日系人協会(APJ)、ペルー広島県人会主催 「平和の日のセレモニー」 

令和3年8月6日
皆様、こんばんは。
 
本日、被爆76年を迎え、「平和の日のセレモニー」が挙行されるにあたり、原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊(みたま)及びご遺族に対して、謹んで哀悼の意を捧げます。そして、ここペルーや南米諸国において今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に対しましても、心からお見舞いを申し上げます。
 
広島と長崎で起きた惨禍、それによってもたらされた人々の苦しみは、二度と繰り返してはなりません。唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向けた国際社会の努力を一歩一歩、着実に前に進めることは、我が国の変わらぬ使命です。
 
広島県出身の私としても、本日のセレモニーを、皆様とともに改めてこの使命を認識する機会としつつ、戦争の惨禍を二度と繰り返さず、平和で希望に満ち溢れる世の中を実現することに今後も不断の努力を重ねていくことに決意を新たにする所存です。
 
ここペルーの日系人は10万人強とブラジル、米国に次ぐ規模であり、広島県人会は1920年に最初に設立されてから戦争による中断を挟んで現在まで当地で大きな貢献をされて来ました。引き続きペルー日系人協会やペルー広島県人会が他の日系団体と協力しながら、「核兵器のない世界」の実現に向けた確固たる歩みを支えるために、世代や国境を越えて核兵器使用の惨禍やその非人道性を語り伝え、継承する取組が継続されることを期待します。
 
昨年より新型コロナウイルス感染症が世界を覆い、世界中の人々がこの試練に打ち勝つために奮闘を続けています。皆が協力して一日も早く現下の危機を乗り越えられますようお祈り申し上げます。
 
結びに、ペルー日系人協会およびペルー広島県人会の益々のご発展を心からお祈りし、私の挨拶といたします。