ラ・ウニオン校主催第1回アメリカ日系学校の集い
令和3年11月19日
みなさま、こんにちは。日本政府・大使館を代表して一言挨拶申し上げます。
この度はラ・ウニオン校主催、アメリカ日系学校の集いに招待頂きありがとうございます。一年と少し前にペルーに来てから、本日ご出席のラ・ウニオン校及びホセ・ガルベス校を訪問する機会がありましたが、今回ペルーだけでなく、中南米の代表的な日系校の皆様とお会いするできことができて大変うれしく思います。
日本人の中南米各国への移住は120年以上に及ぶ長い歴史を有しています。祖国から遠く離れた異国で大変な苦労を重ねながらも、先人たちのたゆまぬ努力により、日系人は各国社会・コミュニティの中で大きな信頼と尊敬を得るに至りました。当時、外国で一から信用を築くことは決して容易なことではなかったと想像します。そして今に至るまで、彼らは、日本人が誇る価値観や伝統、文化を受け継ぎ、後生に伝える上で重要な役割を果たしてきました。
近年、ここ南米の日系各校において相対的に非日系の生徒の割合が増加している中、どのようにして日本の価値観や文化に基づいた教育を継続し、未来に継承していくかということは重要な課題です。そのような状況において、国の垣根を越えて、日系校のヨコの連携・ネットワーク強化を推進することは、非常に意義深いものと思います。関係者の皆様のイニシアチブに深い敬意を表するとともに、大使館としてもこのような日系校間の連携強化を更にサポートしていきたいと思っています。
また、日本の価値観や文化を未来に受け継いでいくに当たっては、日本語教育が特に重要な役割を担っていると思います。ある国の社会や人々を理解する最良の手段は、その国の言語を学ぶことであり、日本語が分かるようになれば、日本という国がもっと近くに感じられると思います。世界全体の傾向として、アニメや漫画、J-POP、寿司など日本の伝統文化やポップカルチャーに親しみを感じ、日本への純粋な関心から日本語を学ぶ若い方々は年々増えているように感じます。これからの日本語教育をどのように推進していくか、教育の最前線にいらっしゃる皆様と一緒に考えていきたいと思っています。
最後に、ラテンアメリカの日系校の連携の更なる強化に向けて、本日のイベントがその大きな一助になることを期待しつつ、私の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
この度はラ・ウニオン校主催、アメリカ日系学校の集いに招待頂きありがとうございます。一年と少し前にペルーに来てから、本日ご出席のラ・ウニオン校及びホセ・ガルベス校を訪問する機会がありましたが、今回ペルーだけでなく、中南米の代表的な日系校の皆様とお会いするできことができて大変うれしく思います。
日本人の中南米各国への移住は120年以上に及ぶ長い歴史を有しています。祖国から遠く離れた異国で大変な苦労を重ねながらも、先人たちのたゆまぬ努力により、日系人は各国社会・コミュニティの中で大きな信頼と尊敬を得るに至りました。当時、外国で一から信用を築くことは決して容易なことではなかったと想像します。そして今に至るまで、彼らは、日本人が誇る価値観や伝統、文化を受け継ぎ、後生に伝える上で重要な役割を果たしてきました。
近年、ここ南米の日系各校において相対的に非日系の生徒の割合が増加している中、どのようにして日本の価値観や文化に基づいた教育を継続し、未来に継承していくかということは重要な課題です。そのような状況において、国の垣根を越えて、日系校のヨコの連携・ネットワーク強化を推進することは、非常に意義深いものと思います。関係者の皆様のイニシアチブに深い敬意を表するとともに、大使館としてもこのような日系校間の連携強化を更にサポートしていきたいと思っています。
また、日本の価値観や文化を未来に受け継いでいくに当たっては、日本語教育が特に重要な役割を担っていると思います。ある国の社会や人々を理解する最良の手段は、その国の言語を学ぶことであり、日本語が分かるようになれば、日本という国がもっと近くに感じられると思います。世界全体の傾向として、アニメや漫画、J-POP、寿司など日本の伝統文化やポップカルチャーに親しみを感じ、日本への純粋な関心から日本語を学ぶ若い方々は年々増えているように感じます。これからの日本語教育をどのように推進していくか、教育の最前線にいらっしゃる皆様と一緒に考えていきたいと思っています。
最後に、ラテンアメリカの日系校の連携の更なる強化に向けて、本日のイベントがその大きな一助になることを期待しつつ、私の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
(了)