マドレ・デ・ディオス州マヌー郡およびタウワマヌ郡に対する非常事態宣言の発出および同州タンボパタ郡における非常事態宣言の延長
令和3年11月22日
在ペルー日本国大使館
○ペルー政府は、11月19日付の官報にて、マドレ・デ・ディオス州マヌー郡およびタウワマヌ郡に対して組織犯罪対策のための60日間の非常事態宣言を発出しました(11月20日(土)~2022年1月18日(火))。また、同官報にて、同州タンボパタ郡に対し発出されている組織犯罪対策のための非常事態宣言を60日間延長しました(11月20日(土)~2022年1月18日(火))。
○同地域への渡航・滞在を予定される方、及び既に滞在中の方は、報道等により、最新の情報の入手に努めるとともに、不測の事態に巻き込まれることがないよう十分に注意してください。
1.ペルー政府は、11月19日(金)付官報にて、違法採掘及び関連する組織犯罪に対する治安対策のため、マドレ・デ・ディオス州マヌー郡およびタウワマヌ郡に対して60日間の非常事態宣言を発出するとともに、同州タンボパタ郡に対し発出されている非常事態宣言を60日間延長しました(11月20日(土)~2022年1月18日(火))。
【非常事態宣言発出地域(11月20日(土)~2022年1月18日(火)まで)】
マドレ・デ・ディオス州マヌー郡(フィツカラルド町、マヌー町、マドレ・デ・ディオス町、ウエペトゥエ町)、タウワマヌ郡(イニャパリ町、イベリア町、タウワマヌ町)、タンボパタ郡(タンボパタ町、イナンバリ町、ラス・ピエドラス町、ラベリント町)
官報(スペイン語のみ):
https://busquedas.elperuano.pe/normaslegales/decreto-supremo-que-declara-el-estado-de-emergencia-en-los-d-decreto-supremo-n-173-2021-pcm-2013686-1/
2.同宣言の発出により、当該地域では期間中、住居不可侵及び集会の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。
3.日本国外務省は同地域に対し、「危険情報レベル1:十分注意してください」を発出し、注意喚起を行っています。タンボパタ郡にはタンボパタ国立保護地区、隣接するマヌー郡にはマヌー国立公園があり、それぞれエコツーリズム等の観光客のルートともなっていますが、渡航・滞在を予定される方、及び既に滞在中の方は、上記情勢に留意の上、デモ・犯罪・自然災害等の不測の事態に巻き込まれないよう、以下のような安全対策を心掛け、十分注意してください。
(1)報道等で天候・治安等の最新情報の入手に努める。
(2)デモ等が実施された場合には近づかず、デモ等に遭遇した場合は速やかにその場から離れる。
(3)抗議活動が暴徒化した場合の標的になる可能性のある政府機関や警察関連施設には、必要のない限り近づかない。
(4)普段は比較的安全と思われる場所でも注意を怠らない。
(5)強盗に遭遇した場合、抵抗することにより傷害、殺人事件に発展するケースもあるため絶対に抵抗はせず、身の安全を第一に行動する。
(6)渡航・滞在する場合、道路・空港封鎖等に備え、普段より時間に余裕をもって行動する。