全国の主要道路における道路封鎖及び周辺での略奪・暴動の発生
令和4年4月4日
在ペルー日本国大使館
現在、全国各地のリマ州へと至る主要幹線道路の経路上において、燃料価格の引き下げ等を求める群衆による道路封鎖が行われ、排除を試みる治安当局との間で衝突が発生しています。また道路添いの商店への略奪行為、通行車両への損壊行為が発生しています。 1 治安当局によると、現在、リマ市内(アテ区、サン・マルティン・デ・ポレス区)の他、ウカヤリ州、ラ・リベルタ州、フニン州、イカ州、アンカシュ州、ワヌコ州、ランバイェケ州、アヤクチョ州各地の幹線道路上の複数個所において、群衆による道路封鎖が行われています。 各地で少人数の集団が移動しながらゲリラ的に複数個所で道路上に廃タイヤを置き、ガソリンをかけ燃やす手法が採られており、短時間で封鎖箇所が変化するため、詳細な発生箇所及び全容を当局も把握できていない状況です。 また各地で野次馬を含む群衆により、付近に居合わせた一般車両への投石等の損壊行為のほか、イカ州イカ郡では幹線道路添いの商店の略奪行為が確認されています。封鎖解除を試みる治安当局と群衆の間での衝突も、各地で発生している状況です。 2 今後、リマ市内においても突発的に道路封鎖や当局と群衆との衝突の可能性があることから、移動の際は報道等で十分情報を確認してください。 道路封鎖の際はタイヤを燃やす黒煙が遠方から確認出来ますので、前方に黒煙を認めた場合は決して近寄らず、速やかにその場を離れてください。 万一渋滞等で道路封鎖の群衆に遭遇した場合は絶対に車外に出ることのないようにしてください。