国立サンマルコス大学Read Japan Project図書寄贈式典片山大使挨拶

令和4年5月5日
おはようございます。
 
今回、初めてサンマルコス大学を訪問できとても光栄に存じます。日本大使館を代表して一言挨拶申し上げます。
 
サンマルコス大学はペルーにおける日本研究をリードしており、また、筑波大学との間のサテライト・センターを通じて両国大学間の交流に熱心な大学です。

今般、日本財団のRead Japan Projectを通じて、国立サンマルコス大学アジア研究所図書館に対し、107冊の日本に関する図書が寄贈されることを喜ばしく思います。寄贈書籍の分野は日本の政治、外交、企業、文学など非常に多岐に渡っています。これらの図書を通じて、サンマルコス大学の学生並びに市民の皆さんの日本に対する理解・関心が更に深まることを希望します。

このプロジェクトにより、これまで世界138か国、1066の図書館や研究機関に対して図書の寄贈が行われました。現在、インターネットで様々な情報が手に入る一方で、問題について知識を広げ、探求を深めるためには、書籍は非常に有用な情報源です。新型コロナウイルス感染症が収束し、皆さんに寄贈図書を手に取ってもらえる日が一日も早く来るよう願っています。

本件寄贈により、明年日秘外交関係樹立150周年を迎える両国友好関係が更に強化され、また、サンマルコス大学の多大な尽力によって築かれてきた日本研究並びに日・ペルー大学間協力が、更に一層深まることを祈念いたします。
 
最後に、この機会を活用し個人的な寄贈を行いたいと思います。最近、ペルー及び日ペルー関係について私が執筆した書籍「遙かなる隣国ペルー 修交150周年太平洋が繋ぐ戦略パートナーシップ」を1冊寄贈致します。日本語で書かれた本ですが、是非アジア研究所で活用頂ければ幸いです。

ありがとうございました。