ロレト州プトゥマヨ郡及びマリスカル・ラモン・カスティーヤ郡に対する非常事態宣言の延長
令和4年7月18日
在ペルー日本国大使館
○ペルー政府は、ロレト州プトゥマヨ郡(コロンビアとの国境地帯)及びマリスカル・ラモン・カスティーヤ郡(コロンビア及びブラジルとの国境地帯)に対し発出されている治安対策のための非常事態宣言を、60日間延長しました(7月18日(月)~9月15日(木))。 ○同地域では、これまでコロンビアゲリラ等の活動が確認されており、複数の誘拐事件や武装グループによる治安当局への攻撃等が発生しています。同地域には立ち入らないようにしてください。 1 ペルー政府は、ロレト州プトゥマヨ郡(コロンビアとの国境地帯)及びマリスカル・ラモン・カスティーヤ郡(コロンビア及びブラジルとの国境地帯)に対する治安対策のための非常事態宣言を7月18日(月)から60日間延長する大統領令を発出しました(9月15日(木)まで)。 官報(スペイン語のみ): https://busquedas.elperuano.pe/normaslegales/decreto-supremo-que-prorroga-el-estado-de-emergencia-declara-decreto-supremo-n-088-2022-pcm-2087229-2/ 2 同宣言により、当該地域では同期間中、住居不可侵、集会及び通行の自由、人身の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。 3 コロンビア及びブラジルと国境を接するロレト州は、麻薬・武器の密輸の他、違法鉱山採掘問題等が発生しています。特にコロンビアと国境を接するプトゥマヨ郡は、コロンビアの麻薬組織による活動及び影響が強く、平素から武装組織による誘拐や治安部隊との銃撃が発生しています。 4 日本国外務省はこれまでもプトゥマヨ郡に対し、「危険情報レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」、マリスカル・ラモン・カスティーヤ郡に対し「危険情報レベル2:不要不急の渡航は止めてください」を発出し、注意喚起を行っています。コロンビアと国境を接する地域は、犯罪組織による麻薬密輸ルートになっており、不用意に同地域に立ち入れば、襲撃、誘拐といった不測の事態に巻き込まれる危険性があります。つきましては、上記情勢に留意の上、同地域への渡航は止めてください。