令和3年秋の外国人叙勲(上原氏)
令和4年9月6日
本日、上原アツ子さまが「旭日単光章」を授与されたことに対して、日本国大使として心よりお祝い申し上げます。
上原アツ子さまは、鹿児島に育ち、昭和41年に日系ペルー人のご主人と結婚し、ペルーでの生活を始められました。爾来、モットーである “El que persevera alcanza”(根気よく続ける者が成し遂げるという意)を日系社会で、長い間、実践して来られた努力家と伺っております。
このような姿勢は、ペルー日系婦人会での功績にも現れています。上原さまが会長であった時代に、婦人会で書道や日本語会話、生け花の会員向けクラスが実施され、日本文化の普及を着実に進められました。また、エンマヌエル協会とともに、日系人を含めたペルー人に対する福祉・慈善事業にも積極的に関与し、社会福祉活動を推進されたことも特筆されます。
その後、上原さまは7年間にわたり日本人ペルー移住史料館長を務め、平成18年には、史料館25周年記念事業の一環として、「私たちの歴史を保護しよう」と題するキャンペーンを行い、後世に残る移住史料館の貴重なコレクションが収集されました。現代の我々が、先駆移住者の苦難と成功の歴史を詳しくたどることができるのは、上原さまの尽力のおかげです。
その他、ペルー日系人協会日本語部長、ペルー鹿児島県人会会長としての貢献も忘れることはできません。
来年は、日本とペルーの外交関係樹立150周年を迎えます。私たちも上原さまの “El que persevera alcanza” の志を引き継ぎ、二国間関係をより良い関係にする(alcanzar)ために微力を尽くしたいと存じます。
改めて、今回の授賞をお慶び申し上げて私の挨拶とさせて頂きます。
有り難うございます。
上原アツ子さまは、鹿児島に育ち、昭和41年に日系ペルー人のご主人と結婚し、ペルーでの生活を始められました。爾来、モットーである “El que persevera alcanza”(根気よく続ける者が成し遂げるという意)を日系社会で、長い間、実践して来られた努力家と伺っております。
このような姿勢は、ペルー日系婦人会での功績にも現れています。上原さまが会長であった時代に、婦人会で書道や日本語会話、生け花の会員向けクラスが実施され、日本文化の普及を着実に進められました。また、エンマヌエル協会とともに、日系人を含めたペルー人に対する福祉・慈善事業にも積極的に関与し、社会福祉活動を推進されたことも特筆されます。
その後、上原さまは7年間にわたり日本人ペルー移住史料館長を務め、平成18年には、史料館25周年記念事業の一環として、「私たちの歴史を保護しよう」と題するキャンペーンを行い、後世に残る移住史料館の貴重なコレクションが収集されました。現代の我々が、先駆移住者の苦難と成功の歴史を詳しくたどることができるのは、上原さまの尽力のおかげです。
その他、ペルー日系人協会日本語部長、ペルー鹿児島県人会会長としての貢献も忘れることはできません。
来年は、日本とペルーの外交関係樹立150周年を迎えます。私たちも上原さまの “El que persevera alcanza” の志を引き継ぎ、二国間関係をより良い関係にする(alcanzar)ために微力を尽くしたいと存じます。
改めて、今回の授賞をお慶び申し上げて私の挨拶とさせて頂きます。
有り難うございます。