着任2周年を迎えての挨拶
令和4年9月16日
在ペルー日本国特命全権大使
片山 和之
2022年9月16日
皆様、こんにちは。片山 和之
2022年9月16日
コロナ禍の2020年9月16日に初めてペルーの土を踏んで、あっという間に2年間が経過しました。
昨年2021年、ペルーでは独立200周年を祝い、新しい大統領が選出され、新政府及び新議会が発足しました。2国間関係では租税条約が発効し、ペルーがCPTPP締約国となりました。南米初、全体で8番目です。また、昨年はリマに日本政府公館が設立されて100周年でもありましたが、この記念すべき年に立派な大使館新事務所が完成するという嬉しいニュースもありました。
本年2022年には、新型コロナウイルス対策として日本政府提供の救急車95台(約830万米ドル)がペルーに到着し、その一部の供与式を大統領官邸で行いました。また、日本国民のペルーへの関心を更に高めるべく、拙著「遙かなる隣国ペルー」を日本で出版しました。コロナ禍で強化された両国の入国管理も徐々に緩和されつつあり、留学生や観光客を含めた国民間の頻繁な交流が早期に復活することを願っています。
この間、自分自身のペルー理解のため、各地を積極的に訪問しました。例えば、アレキパ、マチュピチュ、クスコ、モケグア、イキトス、チクラヨ、トルヒージョ、カハマルカ、プーノ、ワラル、カラル、ピスコ、パラカス、イカ、ナスカ、パチャカマック等々です。ペルーの多様性と豊かさを自分の目で再認識しました。
来年2023年は、日・ペルー外交関係樹立150周年です。ペルーは日本が中南米で国交を結んだ最初の国です。日系人を含むペルーの皆さん、在留邦人の皆さんと幅広く連携して、各種の記念行事や文化・人物交流事業を展開し、両国の戦略的パートナーシップを更に発展させたいと願っています。皆さんの積極的な行事企画及び参加を歓迎します。
ペルー滞在3年目も一生懸命頑張りますので、引き続き御支援を宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございました。