アレキパ州に対する非常事態宣言の発出
令和4年12月14日
在ペルー日本国大使館
○ペルー政府は、アレキパ州に対し、治安対策のため、2月11日までの60日間の非常事態宣言を発出しました。 ○同州では、アルフレッド・ロドリゲス・バジョン国際空港が占拠される事件が発生しています。14日現在、同国際空港は閉鎖されたままです。 ○同州では、抗議参加者が侵入・放火・略奪するなどして、治安当局との衝突により死傷者が確認されています。不要不急の外出を避けて、自身の安全の確保を優先してください。 ○同州では、期間中、人身の自由、住居の不可侵、集会の自由及び通行の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。 ○不測の事態に巻き込まれないよう、安全対策を心掛け、十分注意してください。 1 13日、ペルー政府は、アレキパ州に対し、治安対策のため、2月11日までの60日間の非常事態宣言を発出しました。 官報(スペイン語のみ): https://busquedas.elperuano.pe/normaslegales/decreto-supremo-que-declara-el-estado-de-emergencia-en-el-de-decreto-supremo-n-142-2022-pcm-2133984-2/ 2 同州では、12日にアルフレッド・ロドリゲス・バジョン国際空港が抗議参加者によって占拠される事件が発生しています。14日現在、同国際空港は閉鎖されたままです。 3 同州では、抗議参加者が、民間企業の工場、政府関係施設、市中の商店に侵入・放火・略奪するなどして、治安当局との衝突により死傷者が確認されています。不要不急の外出を避けて、抗議活動を目撃した場合には、絶対に近づかず、自身の安全の確保を優先してください。 4 同宣言の発出により、同州では警察と軍が治安対策にあたり、期間中、人身の自由、住居の不可侵、集会の自由及び通行の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。 5 同州へ渡航・滞在を予定される方、及び既に滞在中の方は、不測の事態に巻き込まれないよう、以下のような安全対策を心掛け、十分注意してください。 (1)報道等で最新の治安情報の入手に努める。 (2)所持品は最小限度に留め、目につかないように携行する。身分証は必ず携行する。 (3)普段は比較的安全と思われる場所でも注意を怠らない。 (4)強盗に遭遇した場合、抵抗することにより傷害、殺人事件に発展するケースもあるため絶対に抵抗はせず、身の安全を第一に行動する。 (5)デモ等が実施された場合には近づかず、デモ等に遭遇した場合は速やかにその場から離れる。 (6)抗議活動が暴徒化した場合の標的になる可能性のある政府機関や警察関連施設には、必要のない限り近づかない。 (7)渡航・滞在する場合、道路封鎖等に備え、普段より時間に余裕をもって行動する。