ペルー国内各地での抗議活動の再開(1月6日現在)

令和5年1月9日
在ペルー日本国大使館

○1月3日よりペルー国内各地で抗議活動が再開されています。 ○現在、クスコ州、イカ州、プーノ州を含む9つの州では主要幹線をはじめ一部道路が封鎖されており、同州を通過する一部ルートの長距離バスは運行を停止しています。 ○1月6日午後より、プーノ州インカ・マンコ・カパク国際空港(フリアカ市)は臨時閉鎖しており、プーノ発着便は欠航しています。 ○道路封鎖や空港閉鎖により、立ち往生するなどお困りの邦人旅行者の方がいましたら、日本大使館までご連絡ください。 ○クスコ・マチュピチュ間を含む鉄道は、1月6日現在も運休しており、復旧の目処が立っていません。 ○ペルー政府は全土に非常事態宣言を発出しており、日本政府は首都リマ市など一部地域を除くペルー全土に対して危険レベル2を発出しました。 ○ペルーの情勢は流動的です。これからペルーへの渡航を検討している方は、不要不急のペルー渡航は見なおしを検討することをお勧めします。 ○ペルーへ渡航・滞在を予定される方、及び既に滞在中の方は、不測の事態に巻き込まれないよう安全対策を心掛け、十分注意してください。 1 1月3日よりペルー国内各地で抗議活動が再開し、一部抗議活動では警察がデモ隊と衝突しています。デモ等が実施された場合には近づかず、デモ等に遭遇した場合は速やかにその場から離れてください。 2 現在、アマソナス州、カハマルカ州、ワヌコ州、フニン州、クスコ州、イカ州、アプリマック州、アヤクチョ州、プーノ州内では主要幹線をはじめ一部道路が封鎖されています。この影響で、同州を通過する一部ルートの長距離バスは運行を停止しており、陸路での国内移動が制限されています。ペルー国内を陸路で移動する際には、立ち往生する可能性があることを十分認識の上、報道等で最新情報の入手に努めてください。 3 ペルー国内空港運営会社が、抗議活動参加者が襲撃する恐れがあり安全が保証できないことを背景として、1月6日午後より、プーノ州インカ・マンコ・カパク国際空港(フリアカ市)を臨時閉鎖したことを発表し、現在プーノ発着便は欠航しています。 道路封鎖や空港閉鎖により、立ち往生するなどお困りの邦人旅行者の方がいましたら、日本大使館までご連絡ください。 4 1月4日以降、クスコ・マチュピチュ間を含む鉄道は運休しており、現在も復旧の目処が立っていません。 5 昨年12月15日より、ペルー政府はペルー全土に30日間の非常事態宣言を発出しています。18日、同宣言の発出を受けて、日本政府は、首都リマ市など一部地域を除いたペルー全土に対して危険情報のレベル2(不要不急の渡航は止めてください)を発出しました。また、一部地域にはこれまでもレベル3(渡航は止めてください)が発出されています。 (危険情報) https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2022T103.html#ad-image-0 6 ペルーの情勢は流動的です。現在、ペルーに滞在中の方は、不測の事態に巻き込まれたり、立ち往生することがないよう、最新情報の入手に努めて注意してください。これからペルーへの渡航を検討している方は、不要不急のペルー渡航は見なおしを検討することをお勧めします。 7 非常事態宣言の発出により、ペルー国内では警察と軍が治安対策にあたり、期間中、人身の自由、住居の不可侵、集会の自由及び通行の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。 8 ペルーへ渡航・滞在を予定される方、及び既に滞在中の方は、不測の事態に巻き込まれないよう、以下のような安全対策を心掛け、十分注意してください。 (1)報道等で最新の治安情報の入手に努める。 (2)所持品は最小限度に留め、目につかないように携行する。身分証は必ず携行する。 (3)普段は比較的安全と思われる場所でも注意を怠らない。 (4)強盗に遭遇した場合、抵抗することにより傷害、殺人事件に発展するケースもあるため絶対に抵抗はせず、身の安全を第一に行動する。 (5)デモ等が実施された場合には近づかず、デモ等に遭遇した場合は速やかにその場から離れる。 (6)抗議活動が暴徒化した場合の標的になる可能性のある政府機関や警察関連施設には、必要のない限り近づかない。 (7)渡航・滞在する場合、道路封鎖等に備え、普段より時間に余裕をもって行動する。