アヤクチョ州の空港閉鎖及び南部の道路封鎖の現状

令和5年1月10日
在ペルー日本国大使館

○ アンディーノ空港公団は、アヤクチョ州のアルフレッド・メンディビル・ドゥアルテ空港を10日から閉鎖すると発表しました。 ○ プーノ州インカ・マンコ・カパク国際空港(フリアカ市)は、引き続き閉鎖しています。 ○ ペルー国内南部を中心に抗議活動が再開しており、プーノ州での衝突では4人が死亡したと報じられています。 ○ プーノ州、クスコ州、アプリマック州、アヤクチョ州などでは主要幹線をはじめ一部道路が封鎖されています。 ○ 道路封鎖や空港閉鎖により、立ち往生するなどお困りの邦人旅行者の方がいましたら、日本大使館までご連絡ください。 1 9日、ペルーのアンディーノ空港公団は、乗客や職員の安全確保のため、アヤクチョ州のアルフレッド・メンディビル・ドゥアルテ空港を10日から閉鎖すると発表しました。アヤクチョ州に滞在中の旅行者の方は、本日中にアヤクチョ州を出発するか、フライトの予約を変更する等の対応を、航空会社に相談することをお勧めします。 2 プーノ州インカ・マンコ・カパク国際空港(フリアカ市)は、引き続き閉鎖しており、プーノ発着便は欠航しています。 3 ペルー国内南部を中心に抗議活動が再開しており、一部抗議活動では警察がデモ隊と衝突しています。9日、プーノ州での衝突では4人が死亡したと報じられています。デモ等が実施された場合には近づかず、デモ等に遭遇した場合は速やかにその場から離れてください。 4 9日現在、プーノ州、クスコ州、アプリマック州、アヤクチョ州などでは主要幹線をはじめ一部道路が封鎖されています。この影響で、これら州を通過する一部ルートの長距離バスは運行を停止しており、陸路での国内移動が制限されています。ペルー国内を陸路で移動する際には、立ち往生する可能性があることを十分認識の上、報道等で最新情報の入手に努めてください。 5 道路封鎖や空港閉鎖により、立ち往生するなどお困りの邦人旅行者の方がいましたら、日本大使館までご連絡ください。 6 昨年12月15日より、ペルー政府はペルー全土に30日間の非常事態宣言を発出しています。18日、同宣言の発出を受けて、日本政府は、首都リマ市など一部地域を除いたペルー全土に対して危険情報のレベル2(不要不急の渡航は止めてください)を発出しました。また、一部地域にはこれまでもレベル3(渡航は止めてください)が発出されています。 (危険情報) https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2022T103.html#ad-image-0 7 ペルーの情勢は流動的です。現在、ペルーに滞在中の方は、不測の事態に巻き込まれたり、立ち往生することがないよう、最新情報の入手に努めて注意してください。これからペルーへの渡航を検討している方は、不要不急のペルー渡航は見なおしを検討することをお勧めします。 8 非常事態宣言の発出により、ペルー国内では警察と軍が治安対策にあたり、期間中、人身の自由、住居の不可侵、集会の自由及び通行の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。 9 ペルーへ渡航・滞在を予定される方、及び既に滞在中の方は、不測の事態に巻き込まれないよう、以下のような安全対策を心掛け、十分注意してください。 (1)報道等で最新の治安情報の入手に努める。 (2)所持品は最小限度に留め、目につかないように携行する。身分証は必ず携行する。 (3)普段は比較的安全と思われる場所でも注意を怠らない。 (4)強盗に遭遇した場合、抵抗することにより傷害、殺人事件に発展するケースもあるため絶対に抵抗はせず、身の安全を第一に行動する。 (5)デモ等が実施された場合には近づかず、デモ等に遭遇した場合は速やかにその場から離れる。 (6)抗議活動が暴徒化した場合の標的になる可能性のある政府機関や警察関連施設には、必要のない限り近づかない。 (7)渡航・滞在する場合、道路封鎖等に備え、普段より時間に余裕をもって行動する。