ワヌコ州・パスコ州・ウカヤリ州一部地域に対する非常事態宣言の延長
令和5年4月12日
在ペルー日本国大使館
○ペルー政府は、ワヌコ州プエルト・インカ郡、パスコ州オクサパンパ郡、ウカヤリ州アタラヤ郡一部地域に対し、組織犯罪対策のために発出していた非常事態宣言を、60日間延長しました。 ○同地域は,麻薬の原料となるコカの栽培や麻薬の密造が行われていると見られています。報道等により、最新の情報の入手に努めるとともに、不測の事態に巻き込まれることがないよう十分に注意してください。 1 ペルー政府は、ワヌコ州プエルト・インカ郡、パスコ州オクサパンパ郡、ウカヤリ州アタラヤ郡一部地域に対し発出されている組織犯罪対策のための非常事態宣言を、4月11日(火)から60日間延長しました。 【非常事態宣言発出地域(4月11日(火)から6月9日(金)まで)】 (1)ワヌコ州プエルト・インカ郡プエルト・インカ町、トウルナビスタ町、ユヤピチス町、コド・デル・ポスソ町 (2)パスコ州オクサパンパ郡コンスティトゥシオン町、プエルト・ベルムデス町 (3)ウカヤリ州アタラヤ郡セパワ町 詳細は以下のリンクよりペルー政府の官報(スペイン語のみ)にてご確認ください。 https://busquedas.elperuano.pe/normaslegales/decreto-supremo-que-prorroga-el-estado-de-emergencia-declara-decreto-supremo-n-048-2023-pcm-2167433-1/ 2 同宣言により、当該地域では同期間中、人身の自由、住居不可侵、集会及び通行の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。 3 昨年12月18日より、日本政府は、首都リマ市など一部地域を除いたペルー全土に対して危険情報のレベル2(不要不急の渡航は止めてください)を発出しました。一部地域にはこれまでもレベル3(渡航は止めてください)が発出されています。 また、ペルー政府は首都リマ市及びカヤオ憲法特別市を含めた一部地域へ非常事態宣言を発出しています。 (危険情報) https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2022T103.html#ad-image- 4 同地域は、麻薬の原料となるコカの栽培や麻薬の密造が行われていると見られています。同地域へ渡航・滞在を予定される方、及び既に滞在中の方は、不測の事態に巻き込まれないよう、以下のような安全対策を心掛け、十分注意してください。 (1)報道等で最新の治安情報の入手に努める。 (2)所持品は最小限度に留め、目につかないように携行する。身分証は必ず携行する。 (3)普段は比較的安全と思われる場所でも注意を怠らない。 (4)強盗に遭遇した場合、抵抗することにより傷害、殺人事件に発展するケースもあるため絶対に抵抗はせず、身の安全を第一に行動する。 (5)デモ等が実施された場合には近づかず、デモ等に遭遇した場合は速やかにその場から離れる。 (6)抗議活動が暴徒化した場合の標的になる可能性のある政府機関や警察関連施設には、必要のない限り近づかない。 (7)渡航・滞在する場合、道路・空港封鎖等に備え、普段より時間に余裕をもって行動する。