ペルー日系人協会、ペルー沖縄県人会共催「慰霊の日」展示会開所式

令和5年6月13日
皆様、
 
こんばんは。

本年もまた、沖縄戦戦没者を慰霊する日、6月23日が間もなくやって来ます。本日は、「慰霊の日」展示会オープニングイベントにお招き頂き誠に有り難うございます。大使館を代表して一言御挨拶申し上げます。
 
先ず、展示会開催準備に尽力されたペルー沖縄県人会およびペルー日系人協会の皆様に謹んで敬意を表します。
 
ペルー日系人の過半数は沖縄県出身者です。御家族や御親族の中には、先の大戦で戦場に斃(たお)れ、あるいは戦禍に遭われた方も少なくないと察します。日本の本土で唯一地上戦が行われた沖縄戦では、県民の4分の1が犠牲になったと言われています。私は、世界で初めて原子爆弾の惨禍を受けた広島出身者として、戦争の悲惨さと平和の尊さを身にしみて感じております。
 
本展示会を通じ、ここペルーにおいても沖縄戦の悲惨な体験が若い世代に共有され、後世に語り継がれる事により、今日の日本の平和と繁栄が先人の尊い犠牲と苦難の歴史の上にあることを改めて認識する機会となることを切望します。
 
ありがとうございました。