8月のペルー内政と外交の主な動きは以下のとおり

令和5年11月28日
【概要】
1 内政
●8月3日、ボルアルテ大統領は外務省創立202周年記念式典に出席し、スピーチした。
●8月16日、ボルアルテ大統領はクエラップ要塞の再オープン式典に出席した。
 
2 外交
●8月7-9日、ボルアルテ大統領はアマゾンサミットに出席するとともに、ペルー伯首脳会談を行った。
●8月21日、日ペルー首脳会談(テレビ会議)が行われた。
 
【本文】
1 内政
(1)ボルアルテ大統領の外務省設立202周年記念式典出席
 8月3日、ボルアルテ大統領は、ペルー外務省創立202周年記念式典に出席し、概要以下のとおり述べた。
ア 外務省の役割は、世界におけるペルーのイメージを固め、国民が期待する機会を生みだすことにある。
イ ペルーは、法的安定性、明確なルール、民主的で憲法で保証されている秩序を有する対話と統合にコミットした国として国際舞台でそのプレゼンスを取り戻している。
 
(2)ボルアルテ大統領のクエラップ要塞再オープン式典出席
 8月16日、ボルアルテ大統領は、北部の観光地であるクエラップ要塞の再オープンに出席した。その際のスピーチの内容は以下のとおり。
ア 本再オープンにより、観光に関連した地元・地域ビジネスは徐々にその成長率を回復していくであろう旨述べるとともに、国の文化遺産の保護・保全に係る政府のコミットを強調した。
イ クエラップ要塞はアマソナス州政府、協力企業、学界、そして地元民との共同作業により修復され、次世代のために保存されていくことになる。
 
1 外交
(1)ボルアルテ大統領のアマゾンサミット出席及びペルー伯首脳会談
 8月7-9日、ボルアルテ大統領は、第4回アマゾン協力条約機構(ACTO)サミット出席のため9日まで伯ベレーンを訪問した。訪問中、ルラ伯大統領との首脳会談も実施し、アマゾン地域、環境、先住民コミュニティ等に関して協議した。ボルアルテ大統領にとっては、就任以来初の外遊となった。
 
(2)日ペルー首脳会談(テレビ会議)
 8月21日、ボルアルテ大統領は、岸田総理とテレビ会議を行い、戦略的パートナーシップレベルで2国間関係を深めるための工程表を作成することを提案した。