令和5年度現地メディア向け開発協力プレスツアーの実施

令和5年12月13日
日本・ペルー友好病院について病院関係者に取材を行う記者 日本・ペルー友好病院について 取材を行う記者
エンマヌエル総合診療所歯科医療機材整備計画の引渡式を取材する記者 草の根無償「エンマヌエル総合診療所歯科医療機材整備計画」の引渡式を取材する記者
山元大使とサカイノ・エンマヌエル総合診療所院長が供与された歯科医療機材を視察している様子 エンマヌエル総合診療所に供与された歯科医療機材の視察
 11月30日、現地メディア向けプレスツアーを実施し、新聞・テレビ3社4名の記者とカメラマンが参加しました。このプレスツアーは、日本の開発協力が現地メディアで取り上げられる機会を増やし、ペルー国民への情報発信を強化するために実施しました。
 
 プレス一行は、リマ市の日本・ペルー友好病院及びカヤオ憲法特別市のエンマヌエル総合診療所を訪れました。各医療機関の関係者やJICA関係者からの、両施設におけるこれまでのプロジェクトについての説明を通じて、医療分野における我が国の開発協力について理解を深めました。
 
日本・ペルー友好病院
 本施設は、妊産婦及び乳幼児に対する医療の質の向上を目的として、無償資金協力によって2001年に建設されました。(供与限度額23.5億円)令和5年度にはJICAフォローアップ事業により、分娩台、保育器、人工呼吸器付麻酔台等が供与されています。
 
エンマヌエル総合診療所
 本施設は、日系二世の加藤マヌエル神父が中心となり設立したNGO団体であるエンマヌエル協会が、経済的に恵まれない貧困地域の住民に医療を提供するために1990年に創設した医療施設です。草の根・人間の安全保障無償資金協力により、令和元年度には内視鏡、超音波画像診断装置、心電計等の医療機材を、令和4年度には歯科診療用椅子、X線装置、超音波装置等の歯科医療機材を供与しています。
 
 プレスツアー後には、新聞・テレビで同ツアーの様子が取り上げられました。日本の開発協力事業で建設された病院や供与された医療機材が、実際に使用されている様子がメディアを通じて発信されたことで、ペルー国民の我が国の開発協力に対する理解がよりいっそう深まりました。
 
関連リンク:プレスツアー後にリリースされた報道(外部サイト)
Dos hospitales de Lima se fortalecieron gracias a cooperación de Japón 
(邦訳:「リマの2つの病院が日本の協力によって強化された」)(Andina社、スペイン語)