リマ市リンセ区におけるインドネシア人大使館職員殺害事件の発生

令和7年9月3日
在ペルー日本国大使館

●報道によれば、9月1日、リマ市リンセ区において、インドネシア人大使館職員の殺害事件が発生しました。ペルー外務省も声明を発表し、同事件を認めております。
●在留邦人が在住するサン・イシドロ区やミラフローレス区等にも近接しており、今後リンセ区以外の場所でも同様の事件が発生する可能性も想定されることから、外出時の警戒を強めるとともに、不審者や不審車両に通常以上の注意を払ってください。また、通勤経路や自宅周辺では周囲の状況を十分に確認し、安全確保に努めてください。

1 報道によれば、9月1日夕方から夜にかけ、リマ市リンセ区セサル・バジェホ通りにおいて、インドネシア人大使館職員が銃撃を受け死亡する事件が発生しました。被害者は、当該地区の集合住宅に居住していたと報じられています。本事件は、現在警察を中心に捜査が進められておりますが、現時点では動機が判然としておりません。

2 リマ市リンセ区は、在留邦人が多く在住するサン・イシドロ区やミラフローレス区等にも近接しており、今後リンセ区以外の場所でも同様の事件が発生する可能性も想定されることから、外出時、特に夜間に自転車や徒歩で移動する際は警戒を強めるとともに、不審者や不審車両に通常以上の注意を払ってください。また、通勤経路や自宅周辺では周囲の状況を十分に確認し、安全確保に努めてください。
併せて、犯人が被害者の生活パターンを事前に把握していた可能性が指摘されていることから、外出・通勤時の行動が同一時間帯・同一路線に固定されないよう、可能な範囲で出発時刻や経路、利用交通手段を変更するなど、第三者に生活パターンを特定されにくい行動管理を心掛けてください。変更時はご家族とも共有し、所在確認の徹底をお願いいたします。

3 日本政府は、ペルー国内の各地域に対して危険情報のレベル1(十分注意してください)および危険情報のレベル2(不要不急の渡航は止めてください)、レベル3(渡航は止めてください)を発出しています。(危険情報)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_261.html#ad-image-0