ペルー安全対策情報(2025年10~12月分:邦人被害例等)
令和8年1月8日
1 社会・治安情勢
(1)一部山間部地域、国境地帯、トゥンベス州、ラ・リベルタ州の一部地域に対して非常事態宣言が継続して発出されており、また、10月22日よりリマ市・カヤオ憲法特別市に対する非常事態宣言が新規発出され現在も継続するなど、依然として社会・治安情勢は流動的です。さらに、本年実施が予定されている大統領選挙を控え、各種デモや抗議活動が再び活発化する可能性もあり、最近では若者を中心としたグループによるデモなど、新たな抗議活動もみられるなど、引き続き最新の情報の入手と慎重な行動を心がけて下さい。また、下記2(1)のとおり犯罪件数の増加も顕著であるほか、下記2(2)アのとおり窃盗の邦人被害も発生しており、外出時にはより一層の注意が必要です。
(2)観光客が多く訪れるマチュピチュでは、クスコとマチュピチュを結ぶ鉄道区間(オリャンタイタンボ駅~マチュピチュ駅)で、地元住民らによるデモが実施され、一時的に鉄道が運休となり、邦人観光客がマチュピチュ村に足止めされる事態も発生しました。また、年末には、同区間における列車同士の衝突事故も発生しました。今後も同様の混乱が起きる可能性もあり、有名観光地へ赴く際も予備の常備薬や最低限の飲食物の携行など事前の準備と慎重な行動が重要です。
(3)テロ組織は一部山間部地域に潜伏し、麻薬密輸を資金源に現在も活動を続け、軍や国家警察に対する武力攻撃を続けています。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)全般
ア 2024年中の刑法犯罪認知件数は、全国で566,678件(前年比0.7%減)と高止まりの状況が続いています。
2021年以降、コロナ禍の各種制限の撤廃に伴い、都市部を中心に急激に犯罪が増加しています。
罪種別の統計では、強盗や窃盗等の財産に対する犯罪が372,475件(前年比1.8%減)となっており、これらの犯罪は、首都リマ市・カヤオ憲法特別市において集中的に発生しています。これらの件数はあくまで警察に被害申告がなされたことにより把握された犯罪認知件数の統計であり、未申告の犯罪を含めると、実際には更に多くの犯罪が発生しているものと考えられます。
イ コロナ収束後、外国人観光客が被害者となる長距離バス車内での犯罪やタクシー強盗被害が報告されています。具体的には夜間、知らないうちに人気のない場所に連れていかれ、その場所で待ち伏せていた強盗犯人が乗り込み乗客の金品を奪い立ち去る手口の他、運転手や他の乗客から薬物が混入した菓子や飲み物等を勧められ口にしたところ昏睡してしまい、所持品を奪われる等の手口が挙げられます。長距離バスやタクシー利用時はなるべく夜間の利用は避ける、運転手や乗客の身分確認が徹底されている会社を選び、タクシー会社や配車アプリに登録していないタクシー等の利用は避けてください。
ウ 比較的安全とされているミラフローレス区やサン・イシドロ区等においても、日中から、自動車やオートバイを利用した犯人らによる、強盗やひったくりが多発しています。また高級腕時計や貴金属を持つ者の後をつけ、人気の無い場所で襲うといった手口は従来から継続して発生しており、装飾品・携行品には特に注意してください。
エ 特に携帯電話を使用中の歩行者を狙ったひったくりの発生が急増しており、被害時に抵抗したため犯人から銃撃される事例が多く発生しています。国内で1日あたり5,000件を超える携帯電話の盗難が発生しているとの統計もあり、外出時は自身の持っている携帯電話は犯人にとって「高級品」であることを自覚し、十分注意すると共に、被害時には絶対に抵抗しないことが重要です。また、携帯電話の盗難件数の増加に伴い、被害品の携帯電話に保存された個人情報を悪用したインターネット犯罪も増加しています。歩きながらの携帯電話の使用は控え、やむを得ず、携帯電話を屋外で使用する場合は、周囲をよく警戒することが重要です。
オ 強盗の手口として、一般人を装った共犯者(連絡役)が市内各所(店舗の出入口、銀行・ATM前、飲食店内、空港の出入口付近等)に配置されており、共犯者が、被害者を物色・選定し、実行犯に連絡するという手法が取られていることから、これまで以上に所持品・携行品は他人から見えない様に携行し、華美な服装は避ける等といった、ターゲットにならないための注意を払う必要があります。特に被害者が金融機関を利用した直後に襲われる事件が多発しています。
(2)主な犯罪発生例等
ア 邦人被害例
(詐欺)リマ市内セントロにて観光中、男性から英語で「一緒にビールを飲もう」と声を掛けられ、近くの飲食店に入店した。会計時、同男性が「手持ちがない」と申し立てたことから、被害者は300ソルを手渡した。その後、同男性が会計のため席を立ったまま戻らず、貸した現金と共に立ち去る詐欺の被害に遭った。
(置き引き)マチュピチュ観光ツアー中、バックパックの保管を現地ツアーガイドに依頼し、被害者が一時的に荷物から離れた。ツアー終了後に荷物を確認したところ、被害者のバックパックのみが盗まれていることが判明し、置き引きの被害に遭った。
イ リマ市内での犯罪発生例
(銃撃)リマ市チョリーヨス区(コンサート会場)
夜間、クンビアバンド「アグア・マリナ」のコンサート会場において、コンサート開催中、オートバイを利用した2人組が、ステージ後方から27発以上を発砲。演奏関係者や露店商など計5人が負傷。当該イベントは無許可開催であり、警察への事前通報も行われていなかった。
(放火)リマ市サン・ボルハ区(幹線道路)
平日日中、幹線道路において、交通当局が累積反則金の徴収のため、違法運行バス車両を押収し、レッカーにて移動させていたところ、搬送中の該車両に対し複数人が燃料をまき放火し逃走する放火事件が発生。
(強盗)リマ市ミラフローレス区(自宅前)
早朝、若い女性が自宅前にて運動をしていたところ、車両から降車した2人組に襲われ、携帯電話を窃取され、自宅建物管理人も犯人らから暴行を受ける被害に遭った。
(強盗)リマ市ビヤ・エル・サルバドル区(三輪タクシー内)
夜間、女性が相乗り三輪タクシーにて語学学校へ向かう途中、同乗者を装った男にナイフを突きつけられ、車内にて銀行アプリの操作の強要を受け、現金を窃取される強盗の被害に遭った
(殺人)リマ市ミラフローレス区(海岸崖付近)
夜間、観光地であるラルコマール近くの崖縁において、銃創多数の男性の遺体が発見された。遺体には約14発の銃創が確認され殺人事件として捜査を継続している。
(銃撃)リマ市サン・ボルハ区(交差点)
早朝、違法操業中のタクシー運転手が幹線道路の交差点において、銃撃される被害に遭った。
(放火)リマ市ミラフローレス区(飲食店前)
平日午前中、日系レストラン前駐車場に駐車中の車両が犯人らから発火物の投擲を受け、放火される被害に遭った。
ウ インドネシア大使館職員殺人事件
9月1日夕刻、リマ市リンセ区において、インドネシア大使館職員が自宅前で銃撃を受け殺害される事件が発生しました。
犯人らは被害者の行動パターンを入念に確認した上で犯行に及んでいた可能性が高いと指摘されているため、特に以下の点にご留意ください。日常生活の中で「予測されにくい生活パターンの構築」が、各種犯罪被害を未然に防ぐためには極めて重要です。
(ア)通勤、通学などの生活行動を常に同じ時間、経路に固定しない。
(イ)可能な限り複数の経路を確保し、日によって利用する時間帯やルートを変更するなど、「生活パターンを読まれにくい行動」を心がける。
(ウ)周囲に不審な人物や車両を感じた場合は、速やかにその場を離れる。
エ 募金活動を装った恐喝事件
リマ市コマス区において、チャリティーを名目とした募金活動を装い、日中に主婦や高齢者が在宅している家庭を訪問する恐喝事案が報告されています。犯人は当初、親しげに会話をしながら通常の募金を依頼する様子を見せますが、次第に態度が高圧的になり、最終的には賛助金の提供を強要する恐喝事件が確認されています。
オ 返金トラブルの発生
インターネット上のホームページを通じて、ペルー国内のツアー旅行を申し込んだ方から、ツアーがキャンセルされたが返金されないというトラブルが報告されています。インターネット上の旅行業者にツアーを申し込む際には、(1)キャンセルの条件や規約などを確認し、内容を十分理解したうえで利用すること、(2)ペルー通商観光省に登録されている旅行業者か確認するなどして、信頼できる業者であることを十分確認することの2点を強くお勧めいたします。
ペルー国内に所在する旅行代理店は、ペルー通商観光省(MINCETUR)への登録が義務づけられており、登録の有無及び旅行業者の情報は以下の手順で確認することが可能です(スペイン語表記)。なお、IATA(国際航空運送協会)への登録(ロゴマークの表示)の有無などにより信頼性を確認することもできます。
(1)まず、旅行代理店の納税者番号を確認します。以下のリンクより、ペルー国家税関税務監督庁(SUNAT)のHPにアクセス。
http://e-consultaruc.sunat.gob.pe/cl-ti-itmrconsruc/jcrS00Alias
・左下の「Por Nomb. /Raz. Soc.」の欄を押して、検索ボックスに旅行代理店の名称を入力した上で、検索「Buscar」をクリックします。
・法人情報をクリックして、納税者登録番号(Numero de RUC)を確認します。
※類似名の事業者が表示される場合がありますのでご注意ください。
(2)次に、以下のリンクより、ペルー通商観光省(MINCETUR)のHPにアクセスし、旅行代理店として登録されているか確認します。
https://consultasenlinea.mincetur.gob.pe/directoriodeserviciosturisticos/DirPrestadores/DirBusquedaPrincipal/AgenciaViajes?IdGrupo=2
・「N° RUC」の欄に先ほどSUNATで確認した納税者登録番号(Numero de RUC)を入力し、検索「Buscar」をクリックします。旅行代理店として通商観光省に登録がある場合は、同社の情報が表示されます。
3 テロ・爆弾事件発生状況
アプリマック・エネ・マンタロ川渓谷(VRAEM)地域の一部地域では、引き続き武装組織と治安部隊との衝突が度々発生しています。同地域における非常事態宣言は今後も継続される見通しです。これらの地域に対しては、日本政府としても危険情報のレベル3(渡航中止勧告)を発出していますので、理由の如何にかかわらず立ち入らないでください。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
ペルーではリマ市を含む各地で、年少者被害の誘拐や、ATMから現金を引き下ろさせる目的の誘拐強盗(短時間誘拐)が発生しています。
また、富裕層を対象とした脅迫、恐喝、殺人事件が報告されており、深刻な治安上の懸念となっています。こうした犯罪の被害に遭わないためには、日常生活において行動パターンを固定化せず、犯人に行動を予測されないように注意することが極めて重要です。また、リマ市内においても犯罪組織による恐喝事件が急増しており、殺し屋による殺人事件や組織間の抗争に伴う銃撃事件、さらには警察との銃撃戦に至るケースも確認されています。これらの犯罪は、時間・場所を問わず発生し得るという認識のもと、外出時には常に周囲の状況に注意を払い、安全確保に十分留意することが重要です。
5 長距離バス、観光バスの交通事故、盗難事件等
ペルーでは、スピード超過、車両整備不良、居眠り運転などが原因となり、中長距離バスや観光バスによる追突事故や転落事故が頻発しています。特に長距離バスでは、運転手の不注意や車体の整備不良等によって重大事故が繰り返されています。また、車内での窃盗事件も多発していることから、バス利用時はトイレなど短時間の離席の際も、貴重品の管理を徹底することが重要です。可能な限り航空機など他の交通手段を利用されることを強くお勧めするとともに、長距離バス等を利用する際は、以下の点にご注意ください。
(1)夜行長距離バスの利用はできるだけ避ける。
(2)安全管理を徹底していると確認できるバス会社を選ぶ。
(3)車内では常にシートベルトを着用する。
(4)短時間でも離席する際は貴重品の管理を怠らない。
https://www.pe.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_02443.html
6 ペルーは環太平洋地震帯に位置しており世界の地震活動の約85%が集中する地震・津波多発国です。ペルー地球物理学研究所(IGP)の発表では、2025年6月15日ペルーの首都であるリマ市近隣のカヤオ憲法特別市を震源地としたマグニチュード6.1の地震が、同年12月27日ペルーの中西部アンカシュ州サンタ郡チンボテ町沖を震源地としたマグニチュード6.0の地震が発生しています。
引き続き規模の大きい地震が発生する可能性も考えられることから、今後も最新の情報を注視してください。
当館ホームページに掲載している「安全の手引き」には、p16~p19「第1章防犯の手引き 8自然災害」およびp24~26「在留邦人用緊急事態対処マニュアル」を記載しています。ご一読の上ご活用ください。
https://www.pe.emb-japan.go.jp/files/100145917.pdf
7 日本企業の安全に係わる状況
現在、特段の情報はありません。
(1)一部山間部地域、国境地帯、トゥンベス州、ラ・リベルタ州の一部地域に対して非常事態宣言が継続して発出されており、また、10月22日よりリマ市・カヤオ憲法特別市に対する非常事態宣言が新規発出され現在も継続するなど、依然として社会・治安情勢は流動的です。さらに、本年実施が予定されている大統領選挙を控え、各種デモや抗議活動が再び活発化する可能性もあり、最近では若者を中心としたグループによるデモなど、新たな抗議活動もみられるなど、引き続き最新の情報の入手と慎重な行動を心がけて下さい。また、下記2(1)のとおり犯罪件数の増加も顕著であるほか、下記2(2)アのとおり窃盗の邦人被害も発生しており、外出時にはより一層の注意が必要です。
(2)観光客が多く訪れるマチュピチュでは、クスコとマチュピチュを結ぶ鉄道区間(オリャンタイタンボ駅~マチュピチュ駅)で、地元住民らによるデモが実施され、一時的に鉄道が運休となり、邦人観光客がマチュピチュ村に足止めされる事態も発生しました。また、年末には、同区間における列車同士の衝突事故も発生しました。今後も同様の混乱が起きる可能性もあり、有名観光地へ赴く際も予備の常備薬や最低限の飲食物の携行など事前の準備と慎重な行動が重要です。
(3)テロ組織は一部山間部地域に潜伏し、麻薬密輸を資金源に現在も活動を続け、軍や国家警察に対する武力攻撃を続けています。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)全般
ア 2024年中の刑法犯罪認知件数は、全国で566,678件(前年比0.7%減)と高止まりの状況が続いています。
2021年以降、コロナ禍の各種制限の撤廃に伴い、都市部を中心に急激に犯罪が増加しています。
罪種別の統計では、強盗や窃盗等の財産に対する犯罪が372,475件(前年比1.8%減)となっており、これらの犯罪は、首都リマ市・カヤオ憲法特別市において集中的に発生しています。これらの件数はあくまで警察に被害申告がなされたことにより把握された犯罪認知件数の統計であり、未申告の犯罪を含めると、実際には更に多くの犯罪が発生しているものと考えられます。
イ コロナ収束後、外国人観光客が被害者となる長距離バス車内での犯罪やタクシー強盗被害が報告されています。具体的には夜間、知らないうちに人気のない場所に連れていかれ、その場所で待ち伏せていた強盗犯人が乗り込み乗客の金品を奪い立ち去る手口の他、運転手や他の乗客から薬物が混入した菓子や飲み物等を勧められ口にしたところ昏睡してしまい、所持品を奪われる等の手口が挙げられます。長距離バスやタクシー利用時はなるべく夜間の利用は避ける、運転手や乗客の身分確認が徹底されている会社を選び、タクシー会社や配車アプリに登録していないタクシー等の利用は避けてください。
ウ 比較的安全とされているミラフローレス区やサン・イシドロ区等においても、日中から、自動車やオートバイを利用した犯人らによる、強盗やひったくりが多発しています。また高級腕時計や貴金属を持つ者の後をつけ、人気の無い場所で襲うといった手口は従来から継続して発生しており、装飾品・携行品には特に注意してください。
エ 特に携帯電話を使用中の歩行者を狙ったひったくりの発生が急増しており、被害時に抵抗したため犯人から銃撃される事例が多く発生しています。国内で1日あたり5,000件を超える携帯電話の盗難が発生しているとの統計もあり、外出時は自身の持っている携帯電話は犯人にとって「高級品」であることを自覚し、十分注意すると共に、被害時には絶対に抵抗しないことが重要です。また、携帯電話の盗難件数の増加に伴い、被害品の携帯電話に保存された個人情報を悪用したインターネット犯罪も増加しています。歩きながらの携帯電話の使用は控え、やむを得ず、携帯電話を屋外で使用する場合は、周囲をよく警戒することが重要です。
オ 強盗の手口として、一般人を装った共犯者(連絡役)が市内各所(店舗の出入口、銀行・ATM前、飲食店内、空港の出入口付近等)に配置されており、共犯者が、被害者を物色・選定し、実行犯に連絡するという手法が取られていることから、これまで以上に所持品・携行品は他人から見えない様に携行し、華美な服装は避ける等といった、ターゲットにならないための注意を払う必要があります。特に被害者が金融機関を利用した直後に襲われる事件が多発しています。
(2)主な犯罪発生例等
ア 邦人被害例
(詐欺)リマ市内セントロにて観光中、男性から英語で「一緒にビールを飲もう」と声を掛けられ、近くの飲食店に入店した。会計時、同男性が「手持ちがない」と申し立てたことから、被害者は300ソルを手渡した。その後、同男性が会計のため席を立ったまま戻らず、貸した現金と共に立ち去る詐欺の被害に遭った。
(置き引き)マチュピチュ観光ツアー中、バックパックの保管を現地ツアーガイドに依頼し、被害者が一時的に荷物から離れた。ツアー終了後に荷物を確認したところ、被害者のバックパックのみが盗まれていることが判明し、置き引きの被害に遭った。
イ リマ市内での犯罪発生例
(銃撃)リマ市チョリーヨス区(コンサート会場)
夜間、クンビアバンド「アグア・マリナ」のコンサート会場において、コンサート開催中、オートバイを利用した2人組が、ステージ後方から27発以上を発砲。演奏関係者や露店商など計5人が負傷。当該イベントは無許可開催であり、警察への事前通報も行われていなかった。
(放火)リマ市サン・ボルハ区(幹線道路)
平日日中、幹線道路において、交通当局が累積反則金の徴収のため、違法運行バス車両を押収し、レッカーにて移動させていたところ、搬送中の該車両に対し複数人が燃料をまき放火し逃走する放火事件が発生。
(強盗)リマ市ミラフローレス区(自宅前)
早朝、若い女性が自宅前にて運動をしていたところ、車両から降車した2人組に襲われ、携帯電話を窃取され、自宅建物管理人も犯人らから暴行を受ける被害に遭った。
(強盗)リマ市ビヤ・エル・サルバドル区(三輪タクシー内)
夜間、女性が相乗り三輪タクシーにて語学学校へ向かう途中、同乗者を装った男にナイフを突きつけられ、車内にて銀行アプリの操作の強要を受け、現金を窃取される強盗の被害に遭った
(殺人)リマ市ミラフローレス区(海岸崖付近)
夜間、観光地であるラルコマール近くの崖縁において、銃創多数の男性の遺体が発見された。遺体には約14発の銃創が確認され殺人事件として捜査を継続している。
(銃撃)リマ市サン・ボルハ区(交差点)
早朝、違法操業中のタクシー運転手が幹線道路の交差点において、銃撃される被害に遭った。
(放火)リマ市ミラフローレス区(飲食店前)
平日午前中、日系レストラン前駐車場に駐車中の車両が犯人らから発火物の投擲を受け、放火される被害に遭った。
ウ インドネシア大使館職員殺人事件
9月1日夕刻、リマ市リンセ区において、インドネシア大使館職員が自宅前で銃撃を受け殺害される事件が発生しました。
犯人らは被害者の行動パターンを入念に確認した上で犯行に及んでいた可能性が高いと指摘されているため、特に以下の点にご留意ください。日常生活の中で「予測されにくい生活パターンの構築」が、各種犯罪被害を未然に防ぐためには極めて重要です。
(ア)通勤、通学などの生活行動を常に同じ時間、経路に固定しない。
(イ)可能な限り複数の経路を確保し、日によって利用する時間帯やルートを変更するなど、「生活パターンを読まれにくい行動」を心がける。
(ウ)周囲に不審な人物や車両を感じた場合は、速やかにその場を離れる。
エ 募金活動を装った恐喝事件
リマ市コマス区において、チャリティーを名目とした募金活動を装い、日中に主婦や高齢者が在宅している家庭を訪問する恐喝事案が報告されています。犯人は当初、親しげに会話をしながら通常の募金を依頼する様子を見せますが、次第に態度が高圧的になり、最終的には賛助金の提供を強要する恐喝事件が確認されています。
オ 返金トラブルの発生
インターネット上のホームページを通じて、ペルー国内のツアー旅行を申し込んだ方から、ツアーがキャンセルされたが返金されないというトラブルが報告されています。インターネット上の旅行業者にツアーを申し込む際には、(1)キャンセルの条件や規約などを確認し、内容を十分理解したうえで利用すること、(2)ペルー通商観光省に登録されている旅行業者か確認するなどして、信頼できる業者であることを十分確認することの2点を強くお勧めいたします。
ペルー国内に所在する旅行代理店は、ペルー通商観光省(MINCETUR)への登録が義務づけられており、登録の有無及び旅行業者の情報は以下の手順で確認することが可能です(スペイン語表記)。なお、IATA(国際航空運送協会)への登録(ロゴマークの表示)の有無などにより信頼性を確認することもできます。
(1)まず、旅行代理店の納税者番号を確認します。以下のリンクより、ペルー国家税関税務監督庁(SUNAT)のHPにアクセス。
http://e-consultaruc.sunat.gob.pe/cl-ti-itmrconsruc/jcrS00Alias
・左下の「Por Nomb. /Raz. Soc.」の欄を押して、検索ボックスに旅行代理店の名称を入力した上で、検索「Buscar」をクリックします。
・法人情報をクリックして、納税者登録番号(Numero de RUC)を確認します。
※類似名の事業者が表示される場合がありますのでご注意ください。
(2)次に、以下のリンクより、ペルー通商観光省(MINCETUR)のHPにアクセスし、旅行代理店として登録されているか確認します。
https://consultasenlinea.mincetur.gob.pe/directoriodeserviciosturisticos/DirPrestadores/DirBusquedaPrincipal/AgenciaViajes?IdGrupo=2
・「N° RUC」の欄に先ほどSUNATで確認した納税者登録番号(Numero de RUC)を入力し、検索「Buscar」をクリックします。旅行代理店として通商観光省に登録がある場合は、同社の情報が表示されます。
3 テロ・爆弾事件発生状況
アプリマック・エネ・マンタロ川渓谷(VRAEM)地域の一部地域では、引き続き武装組織と治安部隊との衝突が度々発生しています。同地域における非常事態宣言は今後も継続される見通しです。これらの地域に対しては、日本政府としても危険情報のレベル3(渡航中止勧告)を発出していますので、理由の如何にかかわらず立ち入らないでください。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
ペルーではリマ市を含む各地で、年少者被害の誘拐や、ATMから現金を引き下ろさせる目的の誘拐強盗(短時間誘拐)が発生しています。
また、富裕層を対象とした脅迫、恐喝、殺人事件が報告されており、深刻な治安上の懸念となっています。こうした犯罪の被害に遭わないためには、日常生活において行動パターンを固定化せず、犯人に行動を予測されないように注意することが極めて重要です。また、リマ市内においても犯罪組織による恐喝事件が急増しており、殺し屋による殺人事件や組織間の抗争に伴う銃撃事件、さらには警察との銃撃戦に至るケースも確認されています。これらの犯罪は、時間・場所を問わず発生し得るという認識のもと、外出時には常に周囲の状況に注意を払い、安全確保に十分留意することが重要です。
5 長距離バス、観光バスの交通事故、盗難事件等
ペルーでは、スピード超過、車両整備不良、居眠り運転などが原因となり、中長距離バスや観光バスによる追突事故や転落事故が頻発しています。特に長距離バスでは、運転手の不注意や車体の整備不良等によって重大事故が繰り返されています。また、車内での窃盗事件も多発していることから、バス利用時はトイレなど短時間の離席の際も、貴重品の管理を徹底することが重要です。可能な限り航空機など他の交通手段を利用されることを強くお勧めするとともに、長距離バス等を利用する際は、以下の点にご注意ください。
(1)夜行長距離バスの利用はできるだけ避ける。
(2)安全管理を徹底していると確認できるバス会社を選ぶ。
(3)車内では常にシートベルトを着用する。
(4)短時間でも離席する際は貴重品の管理を怠らない。
https://www.pe.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_02443.html
6 ペルーは環太平洋地震帯に位置しており世界の地震活動の約85%が集中する地震・津波多発国です。ペルー地球物理学研究所(IGP)の発表では、2025年6月15日ペルーの首都であるリマ市近隣のカヤオ憲法特別市を震源地としたマグニチュード6.1の地震が、同年12月27日ペルーの中西部アンカシュ州サンタ郡チンボテ町沖を震源地としたマグニチュード6.0の地震が発生しています。
引き続き規模の大きい地震が発生する可能性も考えられることから、今後も最新の情報を注視してください。
当館ホームページに掲載している「安全の手引き」には、p16~p19「第1章防犯の手引き 8自然災害」およびp24~26「在留邦人用緊急事態対処マニュアル」を記載しています。ご一読の上ご活用ください。
https://www.pe.emb-japan.go.jp/files/100145917.pdf
7 日本企業の安全に係わる状況
現在、特段の情報はありません。