ペルー日本見返り資金による総合体育館の開所式(ワヌコ州プエルト・インカ市,6月15日実施)

平成29年7月7日

6月15日,ペルー日本見返り資金※により建設された総合体育館の開所式がワヌコ州プエルト・インカ市で行われました。
 
   ※ペルー日本見返り資金は,日本国政府のノン・プロジェクト無償資金協力および食料増産援助において実施されたプロジェクトの一定額がペルー政府にて積み立てられているものであり,その資金はペルー共和国のために使用されます。
 
 同市は,過去にはテロの被害も受けましたが,近年では密林地帯の川を渡る新大橋が完成して近隣都市との交通が改善するなどの発展も見られ,今回完成した総合体育館を活用して青少年を始めとする住民の育成・交流が図られることに対して多くの住民が期待を寄せ,盛大な開所式となりました。
 この総合体育館は雨期の増水などがあるときには緊急避難場所としても機能するように設計されています。
    式典にはペルー側からデイジー・ヘイジンガ・プエルトインカ市長,マルガリータ・イマノ・ペルー日本見返り資金事務局長,地元先住民のアシャニンカ族やヤネシャ族の代表らが出席し,日本側から高木昌弘在ペルー日本国大使館公使参事官および江口雅之JICAペルー事務所長が出席しました。
 
  こちらからビデオをご覧になれます。
 
完成したプエルト・インカ市総合体育館

 
地元青少年チームと先住民ヤネシャ族チームとのミニサッカー親善試合

 
記念プレート。左から江口JICA所長,ヘイジンガ・プエルトインカ市長,イマノ・ペルー日本見返り資金事務局長,高木公使参事官,ペルー国際協力庁職員および地元青少年代表