日本大使館の免震装置見学会を開催(7月21日、22日実施)
令和3年7月27日
当館は、ペルーの耐震設計の専門家を大使館に招き、免震装置の見学会を開催しました。本年1月に完成した新しい事務所は、全世界にある日本の在外公館で初めて免震構造を採用しました。
新しい事務所の地下には、積層ゴム支承とオイルダンパーが設置されています。前者は地面が水平方向に動こうとする力を受けて変形し、力を建物側へ伝えない機能を持ちます。一方、後者は揺れを抑えると共に、免震層の過大な変形を抑える効果があります。
見学会は、COVID-19の感染対策に配慮し、7月21日及び22日に2回に分けて開催され、住宅建設上下水道省の耐震設計E.030基準技術委員会及び免震E.031基準技術委員会の委員らが招待されました。参加者からは日本の免震技術について大きな関心が寄せられました。参加者の質問に対しては、施工を担当した日本企業の株式会社フジタが対応し、専門的な見地から活発な意見交換が行われました。
日本は、地震国として共通の課題を有するペルーの耐震技術の向上に引き続き支援を行ってまいります。
![]() 積層ゴム支承 |
![]() オイルダンパー
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