草の根・人間の安全保障無償資金協力「エンマヌエル総合診療所歯科医療機材整備計画」引渡式(11月30日実施)

令和5年12月5日
挨拶をする山元大使
供与記念プレートの除幕

令和5年11月30日、山元大使は、草の根・人間の安全保障無償資金協力「エンマヌエル総合診療所歯科医療機材整備計画」の引渡式に出席しました。
 
エンマヌエル総合診療所は、日系二世の加藤マヌエル神父が中心となり設立したNGO団体であるエンマヌエル協会が、経済的に恵まれない貧困地域の住民に医療を提供するために1990年に創設した医療施設です。
 
「エンマヌエル総合診療所歯科医療機材整備計画」(供与限度額:82,488米ドル)では、歯科治療用椅子4台、移動型X線装置2台、高圧蒸気滅菌器2台、頭部パノラマX線装置1台等の歯科医療機材を供与しました。これにより、衛生的で適切な歯科診療が可能となり、同診療所で歯科治療を受ける年間約5,000人の患者に裨益することとなります。
 
式典では、ナカチ・エンマヌエル協会会長およびウエムラ・エンマヌエル総合診療所長から本プロジェクトによる日本からの支援に対して感謝の意が述べられました。山元大使は自身の挨拶において、今回の支援が地域の医療環境の向上に貢献し、日本とペルーの国民同士の友好関係と結束を象徴するものとなることを心から希望すると述べました。
 
供与式の様子
供与した歯科治療用椅子を視察する山元大使
供与した頭部パノラマX線装置を視察する山元大使