ペルーに対する消防車及び給水車の供与(無償資金協力「経済社会開発計画」)に関する書簡の署名・交換(8月8日、日本時間)

令和7年8月8日

    8月8日、東京において、日・ペルー首脳会談に引き続き、山元毅大使とエルメル・シアレル・ペルー共和国外務大臣との間で、供与額3億円の無償資金協力「経済社会開発計画」(消防車及び給水車の供与)に関する書簡の署名・交換が行われました。

    ペルーは、日本と同じく環太平洋火山帯に位置し、従来から多くの地震及び津波災害に見舞われています。特に近年は、気候変動やエルニーニョ現象により引き起こされる洪水、土砂崩れに加え、国土面積の約6割を占める森林の火災が多発しており、こうした自然災害に対して脆弱な状況にあります。
 
    今般、我が国が供与する消防車及び給水車は、急峻な地形等で多発する森林火災に対しても迅速に対応できる車種です。本協力を通じ、ペルー政府の森林火災への対応能力が向上するとともに、被害の拡大を防ぎ、人々の生活や経済への影響を最小限に留めることが期待されます。